最近、この歳になって生まれて初めてに遭遇します。
県内でも豪雪地帯と言われて当然と思い、
7年ぶりにスタッドレスを新調したにも関わらず、
ほとんど出番がありませんでした。
こんな事は記憶に無く生まれて初めてです。
そんな年の春はと言うとコロナ一色で、
わが国に限らずグローバルな災厄になりました。
安心できる状態ではありませんし、
加齢も恐怖に拍車をかけますが、辛抱と注意の季節になりそうです。
私のよく読むコミック誌にビッグコミックがありまして、
オリジナルと併せて月2回と別冊を加えて月5回楽しめます。
今月、気持ちが揺れたのは別冊の
私立探偵助手あきお です。
毎回、珍妙な依頼におっさん2人が格闘し落しどころを見せてくれます。
いつも共感する事ばかりで実際の探偵業にはありえないと分かっていますが、
そこはエンターティメントですので、楽しむのが読者の了見です。
今回は無くなったお姉さんの夢を見たいので、
お姉さんの声の音源を捜して弟さんが寝てる傍で
録音を流し夢を見る事に成功するまでの顛末です。
声って考えてみるととても不思議で、
容姿ほど変化しませんし、声を聴いたことの無い人に説明できません。
記憶では鮮明でも、もう二度と聴けない声ならなおさらで、
録音された声は自分が聴くと全く違うのも神秘的に思えます。
骨振動等で説明は付くのですが、
モノマネや声帯模写などは一度、変換するわけですので、
響きとして伝わる色は共通認識なのでしょう。
私も、毎晩でも出てきて欲しい人は居るんですが、
音源はありませんし、望むほど出てきてもらえません。
しかし、記憶には鮮明に響いていて忘れる事はありませんので、
いつか伝える事が出来る日が来ると信じて思い出して
記憶と供に暮らしています。