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帰省の折、実家から船に乗り瀬戸内海の小さな島へ渡った。
そこには、第二次大戦中に人間魚雷「回天」の基地が作られていた島で、 今は発射場跡の他に記念館が建てられている。 実家に戻った時に、よく訪れる場所なのだか、 国や家族、そして愛する人の為に、自らの命を捧げていった若者の魂に 心を打たれる。 記念館には、出撃前にしたためられた両親や妻宛ての遺書が多数展示されていて、 それを読むたびに、涙が止まらなくなる。 20代そこそこの若者が、新妻に、 「自分はお前と結婚できて日本一の幸せな男だった。 しかし、だからと言って、自分が死んだあとは、自分の墓守など一切考えず、 誰か良い人を見つけて、是非、幸せになって欲しい」 そんな言葉、今の時代に残せる人なんてどれ程いるだろう。 魚雷に乗り込み、敵艦に突入していくという手段が、 本当に正しかったのかどうか色々と意見はあるだろうけども、 少なくとも、将来の平和な日本のことを思って、自らの命を捧げていった 若者達の心は無駄にはしたくないなぁと。 その為に、今の自分にできることは何だろう。 あまりにも、今の自分が情けなく、ちっぽけに思えてきたりした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月15日 16時50分32秒
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