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カテゴリ:音楽
もう少しマーラーを聴こうかと思い、棚を眺めていたら、シノーポリの7番があるのに気が付いた。
聴いてみると、インバルを超えている。さすが元精神科医。マーラーの心理分析が音に生きているようだ。 マーラーのくるくる変わる旋律に、連続した意味を求めようと破綻する。それより、ひとつひとつのテーマを鮮やかに描き出し、重ね合わせることで、マーラーの世界が出現するのではないかと思う。 そして・・・ シノーポリの7番を聴いているうちに1番が聴きたくなって、探しに行ったらCD棚の中には1番が3枚あった。 とりあえず、全部持ってきて、聴いてみる。 まずは、アバドの1番シカゴ交響楽団から、 なんか、ちょっと違う感じ。シノーポリを聴いた後だからかもしれないが、マーラーらしさに欠ける。 特に、第三楽章のテーマの乗りがいまいちなのだ。 そこで、バーンスタインの1番ニューヨーク・フィルを第三楽章から聴いてみる。 いいじゃん。夫と二人で顔を見合わせた。 やはり、マーラーのテーマには、本質的に華やぎが必要なのだ。 でもって、インバルの1番は、いつも聴いていて、たぶん自分の頭の中にある音だから、今回は夏休みを取っていただきました。 さすがに3枚は続けては。。。 マーラー / 交響曲第1番『巨人』 インバル&フランクフルト放送交響楽団 【CD】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月26日 09時58分05秒
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