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北朝鮮のアリラン公演で初登場した「CNC」とは 朝鮮日報(数日後に有料化)
http://www.chosunonline.com/news/20100805000017 CNC http://ja.wikipedia.org/wiki/CNC 現場では、NCと呼ばれることが多いのですが、ヌメリカル・コントロールという、工作機械などに使われる数値制御のことです。Gコードという簡単なプログラム言語を使って、NCマシニングセンタ等を自動運転させるプログラムを書きます。 現在では、3Dワイヤーフレームのデータと加工物の図面から、切削加工面の図形を描き出し、その曲面上(平らな加工は他の機械に任せたほうが便利なので)に沿って、スピンドル等の切削工具の移動経路を指示します。 私は、この3次元システムがまだエンジニアリングワークステーションに乗っていた頃に、CAM(NCデータを作成する仕事)のオペレータをしていました。 離婚して実家に戻り、職歴も無かった私には、パソコン以外の特技が無かったからです。 人間が、機械を動かす都合で働かされる職場です。どんなに技術が進歩しようと、最終的にデータにミスがあれば、機械は止まります。(そして現場から叱られ、赤伝票を切らされた 苦笑) カート・ヴォネガットというアメリカの作家が、「プレイヤー・ピアノ」という作品で描いた世界です。 日本は、このCAD/CAMとCAE(解析)の分野の利用では、先端を行っていたのですが、ある時期不況で金型の発注を台湾に移したところ、技術を盗まれて、仕事も取られてしまったそうです。そして、多くの金型加工業者が倒産しました。 なんでも最近、業界最大手のオギハラの館林工場も、中国の比亜迪汽車に買収されたとか。 私は、おそらくこの工場(もしくは系列会社の工場)へ、▼ャガーのサーフェスデータ(加工用延長面をちょっとだけ作りました)を納品に行ったときに、3階建ての建物の高さほどあるプレス機に、自動車のボンネットらしい金型が載っていました。 いま治療中の対人恐怖のため、結局この種の仕事も職場を3回ほど変わり、2年ほどしか続きませんでしたが、その間に私は、 デジタイザ:石膏モデルの上を工具と同じ径の部品を加工経路に沿って移動させて、3次元計測し、NC加工用データを生成させる機械(現場研修はしたのですが、金属加工機は触らせてもらえませんでした) ワイヤーカット放電加工機:水の中に設置した金属を電流を流したワイヤーで切断する機械。同じくNCデータで動く。垂直面の切り出し加工 3次元CAM:3次元CADのデータから、スピンドルの半径毎に切削加工面を計算し、そのデータから切削経路を作成します。曲面加工の場合は、点と点を結ぶ作業なので、ほぼ手作業でした。 3次元CAD:最近では、木型を作らず、メーカーからダイレクトにデジタルデータが渡されます。これを元に加工データを作るのですが、ソフトウェア同士の相性が悪かったり、某、メーカーのオリジナル3DCADソフトで作られた自動面は、データの切り離しが難しく、ワイヤーに戻して面を張りなおすなど手間がかかるので、嫌われていました。 私が知っているのは、もう15年以上前の現場の話です。 そういえば、当時も工場に、バングラディシュからの研修生が来ていましたが、ある連休のこと、自動運転データが止まったりしていないか心配だった私が工場を覗きに行ったら、その研修生は、外で黙々と道具の整備をしていました。 働き者の彼が、故郷に錦を飾っていることを願ってやみません。 いま、北朝鮮に渡ったら、仕事あるのかなぁ? なんてね(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月05日 10時53分57秒
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