ローファットな生活

Sunshine Ave. Label
http://www.masuomusic.com/

六本木 All Of Me Club
vo/p 海老原　淳子　guitar 増尾　好秋　bass 松島　憲昭


数週間前のことです。私は、幼なじみの夢を見てから、ネットで昔の知人を探してみました。

すると、一人の女性ヴォーカリストのブログに、記憶にある人たちの名前とエピソードを見かけたのです。

彼女のＣＤを視聴したら、やはり聞き覚えのある声でした。

そして、彼女のブログにコメントして、メールのやり取りの末にライブにお邪魔することにしました。


ギターの増尾好秋さんといえば、ジャズギターの世界で知らない人はいないほどの有名人です。

彼女は、その増尾さんのプロデュースで、ＣＤを出していました。


ライブ会場は、地下鉄乃木坂駅から５分の、落ち着いたバーで、ギター、ベース、ヴォーカル、そして彼女の弾くピアノのカルテットという珍しい編成でした。

途中から、ギタリストとドラマーのお友達も入って、３ステージ、夢のような時間が過ぎました。

彼女のヴォーカルは、いわゆる、アメリカの初期のジャズヴォーカルのような、声を張りあげる歌い方ではありません。

若い頃より少しハスキーになった声が、変幻自在に量感を変えていくのに耳をすませていると、歌声に包まれているような幻想に陥ります。

ピアノを弾きながらのスキャットも、圧巻でした。数は少ないですが、声を楽器として使える歌い手がいるのですが、彼女もその力とセンスを持っていました。

あんな風に歌うことが出来るなんて。。。

ＣＤでももちろん聴いていただきたいですが、歌の合間のＭＣも楽しいし、ライブのほうがずっとリラックスして素敵な声が楽しめます。

多くのお客さんと、ジャズメンに愛されて、あちこちのステージに出演しているようですが、まだ猛暑が続くようなので、体を壊さないように、がんばって欲しいです。


彼女は歌手生活２５周年を記念して、来年３月に故郷のホールで記念ライブを開きます。

チケットが出来たら、こちらでも紹介させていただこうと思います。