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2010年08月26日
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カテゴリ:音楽

我が家のCDのほとんどは、独身時代に夫が散財して集めたものだ。だから、私の趣味、後期ロマン派がすごく少ない。

シベリウスのヴァイオリンコンチェルトニ短調が1枚だけあったが、ソリストがクレーメルで、オイストラフのヴァイオリンが染み付いた耳には、クレーメルのソロは、三味線でいうと細棹みたいに聞こえる。ちょっとぐったり。


仕方なく、最近耳慣れしている武満を並べて聴こうと思ったら、10枚以上あるので、退却。


ちょうど4枚あったショスタコヴィッチと隣にあったマドリガルの2枚組みを持って、定位置(コンポ前)に戻った。


いきなりショスタコを聞き続けるのは、辛そうなので、イングリッシュ・マドリガルから聞き始めたたら、これが気持ちのいいこと。よく見たら、ヒリアード・アンサンブルであった。


先日の、室内楽のコンサートの1、2曲目は、音の広がりがスパイラル状に意識されて構成されていたような気がするが、ルネサンス・マドリガーレの作曲法も、詩にあわせて、様々な手法を駆使する手法が特徴という意味では、先日の現代音楽同様に構築的である。


音楽は、また数学の世界に戻ってきたのか?


2、3人の涼やかな声が、螺旋を描くように流れ出すのを聴いていたら、後半にはほとんど寝ていたみたいだ。実に気持ちがいい。


調べてみたら、ヒリアード・アンサンブルは、モテットなど古典音楽の収録も盛んにしている。ジョス・カン・デ・プレとか、こんど聴いてみたいと思う。







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最終更新日  2010年08月26日 16時36分06秒
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