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ローファットな生活

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2010年08月30日
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カテゴリ:カテゴリ未分類

いま、サイコセラピーの予備面接を受けているのだが、過去の自分を振り返るということは、心身ともに痛みを伴う。

この週末は、過敏性大腸か、風邪かわからないけど、ひどい下痢に悩まされたし、はっきりいっていまは、人の姿を見たくなくて、ジュリアの散歩も、炎天下か真夜中という有様だ。


現実の私を知っている人からは(臨床心理士の先生までもが)、私は本来強いはずだという。

しかし、いつ始まったかわからない自己否定といじめや親の教育方針などによる他人から否定された経験を延々とここまで引きずった結果、心と体に人には言えない傷と痛みの記憶を抱えているのが、現実の私だ。


いままでは、趣味や興味のあることに熱中することで、その痛みから逃げていたのだが、その過程で、更に他人に傷つけられたこともあって、趣味の世界にはもう踏み込みたくないと、ここ数年、家に閉じこもってきた。

その結果、外出時のパニック症状がひどくなり、いよいよ過去と現実の私と対峙するしかなくなったのだ。


セラピーも呼び面接を終えて、そろそろ本格的に始まる予定だ。


だけど、精神面のほかにも、幾つかの身体的欠陥を抱える私は、いまだに現実の社会との接点を思い描けずにいる。


太平洋戦争の最中、日本の軍部によって計画された農地解放(おそらく、有力な市民の力を削ぎ、軍部の実権をゆるぎなくする為の計画)は、GHQの指導の下で実行された。

母の実家などは、終戦直前に焼け出された上に残された財産のすべてを失った。

祖父を早くに亡くしていた父は、終戦と共に、働くことを余儀なくされた。

(旧制中学時代の父の同窓生は、皆師範学校へ行き、最後は校長となった)

その母と思うにまかせない現実との間で葛藤を続けた父が、私たち子供に無意識に与え、要求したものは、現実と乖離した戦前の母の生活そのものだと気づく。


けれど、それがいまの私の力の源となっていて、その影響下から抜け出さずに、現実とどう対峙するかが、今後の課題なのだ。





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最終更新日  2010年08月30日 11時34分03秒



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