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どうやら、自分では気づかぬうちに私は、非凡な人生を送っていたらしい。 それは、単純に普通の生活ができなかったというだけでなく、普通の人と全く違う価値をものさしに、一人で人生を苦んできたということだ。 セラピーの前の予備面接は、4回半(1回遅刻したので)では終わらず、私の希望もあって、あと1回増やすことにした。 前回の面接では、夫との出会いの話に、先生は興味を示した。 パソコン通信での出会いというのは、そこに居ることができるなら誰にでも起こりうる普通の話なのだが、先生は、私たち夫婦がとてもお互いを必要としていることをとても強く感じていて、だからこそ偶然の出会いがとても不思議だというのだ。 広い世界で、お互いを補完し合う相手に出会うことは難しい。 まして、当時は狭かったパソコン通信の世界だ。 ただし、これは、運命というより、必然なのかもしれないのだ。 二人とも、友達が少ない(或いはいない)。興味の対象が共通することが多い。 家族構成が似ている。などなど。 それでも、夫婦としてこなれてきたのは、10年を過ぎた頃からである。 夫の病気を支え、自分の病気を支えられ、家族の問題にいっしょに取り組み、言えなかったことを伝えられるようになり、その間、大いに喧嘩や言い争いを続けた結果だ。 時間が掛かった分、実現できそうにない夢も残されたけど、それでも、夫婦二人と犬一匹で、なかなか充足した時を過ごせている。 だからこそ、心の健康をあと少しだけ、取り戻したいと思うのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年09月03日 01時12分23秒
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