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今回も、レコード数枚と、写真を探したかったのだが、肝心の写真は見つからず、おそらく大正か昭和初期に撮られたと思われる、曽祖父の関係の写真(神社関係の集合写真と△利銀行の旅行の写真)を見つけた。私の曽祖父は、絹の仲買商の一番番頭だったので、商人が集まる場所には頻繁に顔を出していたのだろう。 レコードは引き揚げてきたが、他の写真は面白くないので、商工会や銀行側が欲しいというなら、寄付して恩でも売ってやろうかと思う。(市役所や商工会には区画整理の件で恨みあり) そして、亡父がタオルを好まない人だったので、母が自分の実家からもらってきていた手ぬぐいを見つけた。豆絞りは、雷電神社の祭りで配られたものだろう。雷が多い北関東には、雷電神社がそこここにある。 もう一枚は、祖父の実家(次男だった祖父は別の織物工場の跡取りとなるため、婿養子になった)の手ぬぐいである。あの時代に、代表電話の番号が3つあった家の息子だったのだ。 足利市の史跡図書館で、繊維業の歴史の本を見ていたら、かつての織物工場の地図には、どちらの家の工場も載っていた。 そんな家風を引き継いだ両親に育てられたから、私には、大正から昭和にかけての亡霊のような時代感覚があるのかもしれない。 子供の頃、祖父の実家の庭へ遊びに行くと、大きな網掛けの小屋にキンケイ鳥が飼われていて、その隣に小さな鳥がたくさん飛び交う鳥小屋があった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年09月26日 10時46分31秒
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