|
カテゴリ:読書
戦前の日本と戦後の日本には、理解しがたい大きな溝が横たわっているように思える。それは、戦勝国と敗戦国の違いなどではなく、何を基幹としてこの国が成り立っているかを、国民がどのように理解し受け入れて来たかということが、ぼんやりと生きてきた私にも伝わってくるからだ。 アメリカに強いられ、やがて受容され、一人歩きした資本主義が、確たる指導者のいない日本にどれほど危ういものか、バブル崩壊程度では済まない変化が、少し先の未来に近づいているのを感じる。 姜尚中氏は、朝鮮半島の統一を願っているが、それが実現するより先に、中国が変化するような気がしてならない。 中国政府もまた、自らの巨体を御しえぬほど、複雑な選択を迫られ続けているからだ。 流氷は、そのほとんどを海中に隠したまま漂流するそうだ。タイタニック日本丸が衝突を避けるには、水面下の氷塊の大きさを認識することが必要だろう。 しかし、日本の政治家たちは、某国の一挙手一投足によって、その水源を溢れさせもすれば、枯れさせもするのだ。あーうー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月27日 12時53分13秒
|