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ローファットな生活

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2010年10月29日
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カテゴリ:中国

中国の砂漠にさつまいもを植えて黄砂を阻む 中央日報http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=134415&servcode=400§code=400


以前、病気をする前のこと。カシミヤの糸を扱う店でアルバイトをしていたとき、内蒙古から来ていた留学生の書(モンゴル語の)を見に行ったことがある。

彼は、砂漠に植林をする活動をしていたが、土地が貧しい地域では、生活のために住民によっても自然破壊が進む現状は、なかなか変えられないのだろう。


それからしばらくして、大陸内部を大寒波が襲った事があり、外蒙古の山羊が寒波で大量に死んでしまい、(ただでさえ餌の少ない土地に大量の山羊が放牧されていたことにもよるらしい)カシミヤ原毛の輸入が止まった。

そのときも、中国経由で内蒙古のカシミヤ(遊牧ではなく牧場で飼育されていたらしい)は入荷したのだが、それを境に、しばらくは中国産の糸や原毛を使うことになった。(それまでの糸より少し固さを感じたのは、数年後に明らかになった羊毛の混入もあったのかもしれない)


現在内蒙古の住民が、どれほどの家畜を放牧しているかは分からないし、燃料にするため草木が刈り取られ砂漠化する状況も詳しくはわからない。

けれど、燃料を買うための現金収入が乏しい地域では、誰もが生活のために自然を頼ることだろう。日本だって、里山が里山として機能していた頃は、柴刈り(焚き木集め)によって燃料を得ることで人々の生活が成り立っていたはずだ。


近年では、以前は高価であまり見かけなかったカシミヤのセーターが、どこでも手軽に買えるようになった。

しかし、カシミヤ山羊の故郷であるインドとパキスタンの国境、カシミール地方はいまも紛争中。

カシミヤ山羊の飼育に適した外モンゴルでは、山羊の放牧量の増加で自然破壊が進んで、遊牧生活を離れる人が増えているという。


寒さに弱い私は、つい暖かい衣類に頼ってしまうのだが、洗濯して縮んだセーター一枚の来歴を思うと、なかなか箪笥の中身を処分することもできないでいる。





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最終更新日  2010年10月29日 18時45分34秒
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