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ツイターで、女性のダウンのロングコート姿が多いのを見て、水鳥の受難を語っている人がいた。
しかし、衣料品の原材料として難を受けるのは、水鳥に限らない。 ウールのために毛を刈り取られる羊のなかにも稀にショック死する固体がいるという。 カシミヤ山羊から毛を取るときは、金属製の大きな櫛ですきとるので、山羊は血を流す。 量産される絹のためには、大量の蛹が繭から出る前に茹でられる。 モンゴルでは、動物を屠るとき、地面に一滴の血も流さない。 わたしは、実際その現場に立ち会った人が撮影した映像を見たことがあるが、確か、棒のようなものを頭かどこかに打ち込んで神経を麻痺させてから、腹側から皮をはぎ、袋状にしたまま解体するのだ。 地面を血で汚さないことは、外敵を避ける意味もあるだろうが、なにひとつ捨てないで利用するほど、家畜は大切な存在として敬意を持って扱われる。 しかし、何もかもお金と交換するしか知らない日本の子供達に、物を大切にしろと言って通じるはずもない。 子供時代のすべてを労働に捧げなければならないことはある意味悲劇かもしれないが、生きることの意味を学ぶ場が失われた生活も不幸なものではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月01日 01時32分12秒
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