ハリウッドって、想像以上にネタが枯渇してんのね。
「忠臣蔵」が、キアヌ・リーブス主演で「47 RONIN」というタイトルの
3Dファンタジー・アドベンチャーになるらしい。

真田広之（大石内蔵助）、浅野忠信（吉良上野介）、
柴咲コウ、菊地凛子らが出るらしいんだけど、
じゃあ、キアヌって何の役よ？って疑問に思うよねぇ。


今作のオリジナルキャラクターで、日英混血のはぐれ者らしいよ。


忠臣蔵にハーフって、無理矢理ねじ込むにも程ってもんがあるっしょ＾＾；
こんなワケ分からんキャラを主役にするだけでなく、
魔法使いやら想像上の生物（ドラゴンか？）も出てくる・・・なんて噂も。
もうさ、「忠臣蔵からヒントをいただきました」というだけにして、
全く別物にした方がいいって。
「七人の侍」から、西部の荒野に舞台を移して「荒野の七人」を作ったみたいに、
日本の江戸時代じゃなくて、中世ヨーロッパとかにしたらええやん。
武士に憧れるのは分からんでもないが、不勉強なアメリカ人が手を出したら、
「ラスト・サムライ」みたいな珍妙なものになるに決まってるんやからさ～。


私の大好きな岡田准一主演の「SP」も、リメイクの話が来てるそうですな。
ハリウッドからVFXのスタッフを呼びはしたが、それにしても速攻やね。
舞台挨拶に立った堤真一が言ってた。

「リメイクするより上映しろよ！
　ほんっと、受け入れねぇ国だなぁ！」

って。
うん、同感、同感。

他言語の映画を一切受け入れない（字幕を追いかけて観ることができない）国民性、
まぁ、そのプライドの高さが不幸なんだけど。
良い作品と他文化を知るチャンスを逃してるわけだから。

オリジナルを全米公開せずに、アイデアだけいただいて儲けちゃおうなんて、
ムシが良すぎるんちゃいまっか？
まぁ、日本のご近所には黙ってパクって、しれっとしてる国が幾つもあるから、
それに比べたら筋を通してるんだけどね。

リメイクに関しては、波多野監督はまんざらでもないようで。
監督本人が再度メガホンを取るのかもしれないけど、
どんなハリウッド俳優を起用しようと、岡田君以外は考えられんわ～。


因みに、「宇宙戦艦ヤマト（実写版）」もリメイクの話が出てるらしいね？
戦艦大和はアメリカに沈められたんだけどねぇ。
完成したら、戦艦の名前が「ミズーリ」とかに変わってたりして・・・（笑）