|
カテゴリ:ネット関連
SEO(検索エンジン最適化)というホームページ運営の技法があります。
簡単に言えば、検索エンジンの検索結果に上位表示させることです。電話帳 (タウンページ)の場合はアイウエオ順に上位表示されます(広告は除く)。 検索エンジンの場合は、いろいろな上位表示の判定基準があります。 (ここでは、その技法にはふれません。) 上位に表示されれば、それだけ訪問者(アクセス数)が増えて、ホームページでの 目的が達成されやすい、ということになります。 しかし、ここで問題が発生します。検索結果に上位表示されることが目的に なってしまう方が多いのです。 何が問題なのか? それは、検索結果の上位表示と言うのは、あくまで過程でしかない、ということ なのです。 もう少し簡単にお話しします。、まずホームページの目的を考えてみましょう。 1. パンフレットがわりに使う。 2. お問合せしていただく。 3. 商品を買っていただく(通信販売)。 ビジネス目的のホームページの場合は、おおむね、このような目的に分類され ます。 まぁ、趣味のホームページを含めて1.の場合は、とにかく見ていただくことが目的 になります。つまり、検索結果の上位表示が目的であってもかまわないわけ です。 しかし、2.と3.の場合は、少し事情が違ってきます。まずは、2.のお話しを しましょう。 2.のお問合せと言うのは、例えば飲食店などで、ホームページを見た方が、 実際の店舗に足を運んでもらうような場合のことを含みます。 このような場合、ホームページで1番見ていただきたいのは、お店への地図です。 いくら検索結果の上位に表示されていても、地図のページを見ていただいて いなければ、何の役にも立たないホームページと同じです。 3.の通信販売の場合で言えば、商品の注文ページを見ていただかなければ 何の意味もないのです。 検索結果の上位表示は、もちろん大切ですが、1番見ていただきたいページ… あるいは1番ユーザーに到達していただきたいページへ誘導するための手段でしかない、ということを忘れてしまうのです。 その結果、SEOの手法ばかりに目が行ってしまい、肝心のホームページの 内容がボロボロになっている方もいらっしゃいます。 単純に訪問者(アクセス数)を増やすだけなら、SEOなどを利用しなくても、 広告宣伝したり、極端に言えば懸賞サイトに登録しておくことでも、アクセス数は 増えます。 例えば、楽天でアクセス数を増やそうと思えば、日記を書いて、自分の日記へ ユーザーを誘導する作業を行ったり、他の方へ書き込みをして自分のサイトへ 誘導する場合もあります。 しかし、ここにアフィリエイトが絡んでくると、話が少し難しくなります。 それは、自分の扱っている商品を買ってくれそうな客層…と言う問題が発生 してきます。(これはまた別の機会にお話しします。) このように、自分のページへお客様(ユーザー)を招き入れることを専門的には トラフィックなどと言う言葉で表現します。 トラフィック効果とか、トラフィックを誘導する。などと使います。 つまり、SEOはトラフィックの1つであって、ホームページの目的によっては あくまで目的達成の手段の1つでしかないのです。 もっと露骨な表現をすると、いくらSEOを使って検索結果に上位表示されて いたとしても、目的(お問合せ、通信販売など)を達成できないホームページは、 チリ紙交換に出される直前の古い雑誌と同じです。 ん? チョッと違うかな??? まぁ、いずれにせよ、“お問合せしていただく・通信販売を行う”といった目的が ある場合には、SEOはしないよりはした方が良いですが、ある程度のアクセス数 がある(見込める)のなら、最も考えなくてはならないのは、ホームページ内での 目的ページへの誘導なのです。 そのためには、ホームページを見ていただいているユーザーを楽しませるような コンテンツ(ページ)も必要でしょうし、ユーザーを満足させられる情報量も必要に なってきます。もちろんデザインも必要でしょう。 このことをおざなりにして検索エンジンの検索結果ばかりになってしまうと、 まったく役に立たないゴミのようなホームページを作ってしまうことになって しまいますから、注意が必要です。 ちなみに、趣味のホームページの場合は、そこまで考える必要はありませんよ。 Copyright(c)2004-2005 BUDDA1967. All Rights Reserved.
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ネット関連] カテゴリの最新記事
|
|