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カテゴリ:音楽(ソウル、R&B、ファンク)
BRICKのライブに行ってきた。 BRICKは'70年代前半にJimmy Brownを中心に結成された アトランタ出身のファンクバンド。 BRICKのサウンドは、DISCOとJAZZが組み合わさった“Dazz”や、 DISCOとMUSICを組み合わせた“Dusic”と呼ばれる 独創的なファンクが特徴だ。 Brick -“Dusic” HEAVYなはずなのに、JAZZの要素が加わっているせいか、 あまり重たさを感じさせない。 また、メンバー中心のジミー・ブラウンが 一人で複数のホーンをこなすのは見ものだ。 Brick - “Ain't Gonna Hurt Nobody” ↑これは若い頃のジミーさんで、現在は上部写真右のお姿 Brick - “Sweat Til' You Get Wet” 来日メンバーは、 Jimmy Brown(vo,tp,tb,sax,fl), Glen Perdew(vo,key), Reginald Hargis(vo,g),Raymond Ransom(vo,b), Victor Alexander(ds) の計5人。 メンバー全員がステージに揃った時にまず感じたのは、 痩せているジミー・ブラウンを除けば、 他のメンバーはみんな恰幅が良かったり、更にはマッチョで、 見た目が“ガテン系職人ファンクバンド”といった印象だった。 演奏が始まると、 いきなりドラムの力強いバイブレイションが全身に響き渡ってきた。 ドラムやベースの低音のバイブレイションに弱い私。 それに加えて、流れるようなサックスも大好物。イイ~~~! ギターのレジナルド(写真向かって左の白いシャツ)は、 小柄だがマッチョで、頭に白い“日本手ぬぐい”?を巻いていて、 ワークマンのCMに出ていそうな人。 明るく優しい笑顔だが、ギターの演奏は見事な余裕の腕前だ。 ジミーは、トロンボーン、トランペット、ソプラノサックス、 アルトサックス、フルートをこなし、 見事な“一人ホーンズ”を見せてくれた。 さらにリードヴォーカルもこなす。 しかし、体格が良いみんなの中でジミーだけが痩せていたので、 途中で酸欠で倒れるのではないかと少々ハラハラした。 そして、ベースのレイモンドには、 真っ白な歯をむき出しにした終始“満面の笑み”につられ、 ついこちらも“もらい笑み”をしてしまうほどで、 ステージ上での演奏と、長身の大きな存在感はもちろんのこと、 100%の笑顔にヤラレた。 心から音楽を愛し、演奏を楽しみ、 幸せな気分を分けてくれているようなムードメイカーだった。 途中、メンバーが退席して、 キーボードのグレンのソロプレイ&ヴォーカルもあり、 演奏だけでなく、伸びやかな歌声はとても美しかった。 心に響くバラードには涙が溢れそうになり、 いかにも、繊細そうなイメージが漂っていた。 また、ドラムのヴィクターのソロプレイもあり、 なぜ、あんなに高速&パワフルに手足を動かし続けられるのか。 手拍子をしていた私の腕がバテた。 それにしてもヴィクターはデカい。 タンクトップから足のように太い腕が出ていた。 彼の力強い演奏は、感性やテクニックだけでなく「肉体労働」だと見せつけられた。 ジミーは、ルイ・アームストロングの声真似をして、 “What a wonderful world”を歌い、観客を笑わせながらも、 生きていることの素晴らしさを、しみじみ感じさせてくれた。 ルイ・アームストロングの曲や、他のメンバーのソロプレイのせいか、 オリジナル曲の演奏が少なく感じたのと、時間が短かったのが私の中では少々不完全燃焼だった。 また、CDは販売していたのに、 サイン会&撮影会もなく終わってしまったのがあっけなく寂しかった。 彼等が体力を温存していたのか、 もしくはジミーが“一人ホーンズ&ヴォーカル”でヘバってしまったのか、少々盛り上がりに欠けたと思ったのは私だけだろうか。 でも、ジミーが元気な限りは、また来日して欲しいメンバーだと思う。 (次回はぜひサイン会をやってくださいね!) 【Aポイント+メール便送料無料】ブリック Brick / Best (輸入盤CD) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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