DYNASTY@COTTON CLUB
ダイナスティ@コットンクラブベスト・オブ・ソーラー先月末、待ちに待っていたダイナスティを観に行ってきた。来日情報を知った時は、自分の目を疑ってしまうほど嬉しかった。予約開始当日は、焦って震える手でキーボードを打って予約をした。今回は、“ソーラー”レコーディング・アーティスツ・レヴュー by ダイナスティ ということで、DYNASTYのオリジナル曲だけでなく、同SOLARの「SHALAMAR」「THE WHISPERS」などの、'80年代前半を中心とした懐かしいヒット曲が盛り沢山。私としては、ダイナスティの曲だけが聴きたいくらいだったが、シャラマーやウィスパーズにに比べると、少々地味なグループだったかも知れない。しかし、“Here I Am”はかなりヒットした艶やかな名曲だと今も信じている。来日メンバーは、プロデューサー/ソングライターとしてヒット・メイカーのWilliam Shelby(vo,key), Kevin Spencer(vo,key)を中心に、若い女性ヴォーカル2名、Celestine Cunningham(vo), Chandi Rae Bozeman(back vo),Kurt“KC”Clayton(key), Reginald Morgan(g), Lloyd Jones(b), Derrick Turner(ds) の計8名。ライブ当日は、またもや幸運なことに最前列ど真ん中の席をゲット。客席の後ろから次々にメンバーが登場、ステージに全員揃ったところで演奏開始~♪私は1曲目の演奏では、周りの客席の雰囲気を気にして座って手拍子をしていたのだが、2曲目で“Do Me Right”のイントロを聴いた途端、条件反射でやはり体が我慢できず立ち上がって踊ってしまった。Dynasty - Do Me Right (1980)中盤では、サプライズがあり(仕込み?)、客席に来ていたシャラマーのメンバー、ジェフリー・ダニエルズがステージに飛び入り参加。年齢不詳の若々しい風貌で、マイケル・ジャクソンに教えたと言われている、キレのいいロボット・ダンスを披露してくれ、目を奪われた。また、決して前に出過ぎないが余裕の上手さを感じさせるドラム、そして、軽快に跳ねながらノリのいい演奏を見せてくれるベースにも魅了された。どれか一つが目立ち過ぎない、けれど、サウンド全体が心地良くバランスのとれた熟練メンバー揃いだと分かる。DYNASTY ~ SHALAMAR ~ THE WHISPERS と、ダンサブルな名曲が続々と演奏され、実にゴージャスなライブだった。(あの頃のメロディー、リズムは体が覚えている。歌詞も自然と口をついて出てくるから不思議だ。)そして、ついにお約束のアンコール。私は「もしや…“Here I Am”?」と、期待に胸が膨らんだ。が、アンコールは私の期待とは違い“I've Just Begun To Love You”だった。結局、私が一番楽しみにしていた“Here I Am”は演奏されず。(これ、外しちゃダメでしょう~)ライブ後にはサイン会があり、(カメラ撮影もOK!)William Shelby(vo,key), Kevin Spencer(vo,key),Celestine Cunningham(vo), Chandi Rae Bozeman(back vo)の4人がサインをしてくれた。皆、ファンの一人一人とじっくり会話&握手をしてくれるので、なかなか順番が回ってこないほどだった。私は彼等の前で、最後まで心残りだった大好きな“Here I Am”のサビの部分を歌った。「あなたは歌手なの?」と驚かれて訊かれた。「いいえ(笑)」(ただの洋楽カラオケ好きです)しかし、残念ながらカラオケにはDYNASTYの曲がない。今度、カラオケ・メーカーにリクエストしてみよう。ちなみに、10月にベストアルバムのリマスタリング版が出るようです。(オリジナル発売年 1994年)ダイナスティ/ザ・ベスト・オブ・ダイナスティ(CD)