テーマ:携帯電話のこと(2530)
カテゴリ:ケータイ
9月携帯電話国内出荷、3カ月連続のマイナス=JEITA
電子情報技術産業協会(JEITA)が13日発表した9月の携帯電話国内出荷実績は、前年同月比18.7%減の318万7000台だった。3カ月連続で前年実績を下回った。JEITAは、第2世代(2G)端末の販売減少が影響したとみている。ただ、業界内には、番号継続制(MNP)を前に端末の買い控えが起こり、在庫が増えたため、キャリア(通信事業者)が発注を抑制したことが要因、との指摘もある。 このうち第3世代(3G)以上の携帯電話は前年同月比4.3%増の297万6000台、2Gは同80.3%減の21万台だった。JEITA広報グループは「(3Gへの移行が進んだために)2G端末の出荷が前年に比べて大きく減ったことが要因」としている。 ただ、3Gも前年に比べて大きく伸びてはおらず、2Gの減少分をカバーできていない。ある業界関係者は「9月出荷分の多くは10月に市場に投入されるので、普通に考えれば、10月24日のMNPに向けた新製品の出荷量がもっと増えてよいはず。上期に在庫が積み上がり、キャリアが発注量を抑えた様子がうかがえる」と指摘する。 別の業界関係者によると、NTTドコモの上期端末販売シェアは、同社の市場シェア56%を大きく下回った。同関係者は「だいぶ在庫が滞留したようだ。販売台数の多いドコモが発注を抑えたことで、市場全体が鈍化した」としている。 ドコモ自身は10月27日に行った中間決算発表会見で、上半期の端末販売は金額ベースで計画よりも330億円下回ったことを明らかにしている。MNPを控え、端末の買い控えが起きたことが影響した。 同時にJEITAが発表したPHS(簡易型携帯電話)の9月の国内出荷台数は、前年同月比25.1%減の14万6000台だった。20カ月ぶりに前年実績を下回った。JEITA広報グループは「トレンドは携帯電話と同じだが、母数が小さいので減少幅が大きくなる」としている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.13 18:21:11
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