ぶひぶひ倶楽部 わんこパパのココだけの話

記録的な雪不足の北海道。
我が家でも　雪不足の弊害があるのです。
雪の壁（要壁）を裏庭に作れないので、犬の脱走を常に気にしなくちゃならない。
その犠牲者がピッコロだった訳ですが、もう二度とそんな目に遭いたくない。

そこで、パパは思いついた。
そこいらじゅうの雪を集めて　柵内に要壁を作ってしまおう。
ピッコロが抜け出した木柵の箇所は、既に頑丈に遮蔽板を取り付けた。
あとは、鉄筋柵のスペースを1/2にする壁を作ればいいのだよ。

ちょうど、除雪機（ホンダ11馬力）の納品が日曜にあったので、
試運転がてら、そこいらじゅうの雪を集め柵内に飛ばし入れた。
雪を積み、均し、スコップで高い壁に修正しながら、４時間弱。
ジャジャジャ～ン！
出来ました～。

試しにぶひを開放し、様子を伺った。
なにせ　ぶひとパパの騙し合いな訳で　知恵比べですから。
ぶひ連中は、壁をまじまじと見上げ『・・・・・・・』
虎は、片足挙げて　小便引っ掛けやがった。
皆、ため息と諦め顔してるのかなぁ～と思いきや、
ココアだけは　ただじっと　壁を見上げ　数分　身動きせず思考中。

夕方６時
外の柵内に放牧＾＾。
勿論、監視付きである。
寒いのか？皆　駆け足で戻ってきた。

夜１１時。
晩飯後、いつものように排便タイム。
5ぶひは、足早に　用足し後　戻ってきたが、
いつも一番早くに戻ってきるココアが帰ってこない。
娘の大笑いと共に、
懐中電灯で照らされたココアの姿が浮かび上がる。
ココアが、1.5ｍほどの雪の壁に向かい　ジャンプしてた。
雪の壁に阻まれ　努力むなしく　雪面に転がるココア。
それにしても・・・・
飛魚みたいに　助走つけて飛び上がるとは　考えたもんだ。
光に照らされ黒く浮かぶ姿の躍動感は
感動すら与える（爆）

パパ良く考えた。
なぜ？ココアがここまで執念深く　壁を乗り越えようとするのか？
その答えは　ただ一つ。
壁の向こう側の隅に　ココアがお気に入りの排泄場があるのである。
その場所に　行きたいがゆえの抵抗だったのです。

しかして・・・ココアの切なる思いは届かず。
しぶしぶ　壁際の隅に頭をむけ、背中を丸め　視線を下に向け　大また開いて
ココアが排泄する姿は　なんとも哀愁が立ち込め　ココアには悪いが嗤える。
当のココアは、その姿を　懐中電灯で照らされ、半分下方向から
目玉だけで見上げるように　半分振り向いた。
『観るな、嗤うな』とでも言ってるようでした。
ココアは懇親の力を込めたのか・・・・
・・・・
肛門がピクピクと動くのが　遠巻きにでも懐中電灯に照らされハッキリと判ったのであった。