とある誰かの、遠い記憶

うん、書いてないよ
「ようやく気付いた？」
嫌でも気付く。
「ほぇー」
最近五月病なのか、だるいと言うか疲れているというか・・・
「体の調子悪いの？」
うん
「大丈夫？」
多分、なんか顎の後ろの蝶番あるでしょ
「うん」
あそこのリンパ腺が腫れているのさ、しかも左側だけ
「ほぇ、大丈夫？」
多分、最初は腫瘍か何かかと思って不安だったけど、
何時も掛かり付けの先生が唯リンパ腺が腫れているだけって言ってくれたから少々安心したのだよ。
「熱とかは？」
上がったり下がったり・・・
まあ、運動会やら日ごろのストレスとかやらの疲れが溜まって、その所為じゃないかってさ
「結構無理してたもんね」
あんまり頑張ったつもりは無かったのですがね（汗
「お兄ちゃん運動不足だし、小学校四年から中二までずっと勉強してなかったんだから、
いきなり勉強とかしたらそりゃ疲れるよ」
まあ、俺よりずっとマシな精神持ってるあんたがそう言うんだからそうなんでしょ、たぶん
「ほぇ♪」
でもな・・・
今頃五月病って・・・
おかしい様な？・・・
「気にしちゃ駄目、もっとポジティブに♪」
んー
「ほぇー」
（なでなで）
「ふにゅっ・・・きゅぅ・・・ほぇー」
可愛い声で鳴きやがる
「ほぇ、変な声出させないでよー」
フヒヒｗｗｗサーセンｗｗｗ
「ところで、今日は何の写真を持ってきたの？」
今日は南国風の風景ですよ、もちろん拾ってきたもの。
「やっぱり拾い物なんだ・・・」

しばらくぶりの今日の一枚

「で、どんなの？」
さっきも言ったと思いますがー・・・



「夜明けかな？」
たぶん・・・夕焼けには見えないし。
「ほぇ」