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カテゴリ:ブルブル食べよう
ブルガリアにはカレーのルーは売っていない。
カレーが食べたくなったら 本当のカレー粉とターメリックとクミンとコリアンダーと チリパウダーとカリーマサラを 調達して来なければならない。 そんな訳でブルガリア滞在中、私のカレー料理は失敗を重ねたものの、 かなり上手になった。 ひき肉を煮込んだキーマカレーや、 トマトテイストのチキンカレーや、 ほうれん草満載のグリーンカレーなど。 自分としてはかなり自信があるというのに、 それらを今、日本で、家で、作ると、 大変、不評である。 子供達は冷酷にも「今日のカレーおいしくなーい。」と断言し、 そして「ハウス、バーモンド カレー!」を 裏面通りに作ると、 「ママのカレー世界一うめー!!!」 などと賞賛を浴びるのだ。 しかも、旦那まで 「今日のカレーうまいなー。」 などとおかわりしているのを見ると、 もう二度と、 カレーパウダーとクミンとマサラとターメリックなんかと 格闘するもんかー! とやけになってくる。 最近見たTV番組で あなたのうちのカレーは?って質問に 「コーヒー、チョコレート、はちみつ、トマト」などいろいろ入れて、 しかも先ほどのバーモンドカレールーでカレーを作っていたが、 出来た物は超まずかったらしい。 「バーモンドカレールー」 それはそれは調理専門家が研究と時間をかけて完成させた一品であるから それに色々たすと味のバランスが壊れるのだ! なるほどごもっともなご意見。 そしてわたしも30年間、守って来なかった 「火を消してからルーをいれましょう!」 は小麦粉の性質にからんだ、科学的根拠をもとにしていたらしい。 そう言う訳で、 本当にそうしたらさらさらしていた 今までのバーモンドカレーが どっしり日本のカレーらしいカレーになったのには感動した。 ちゃんと理由を書いてくれていたら、 30年前からそうしたのに。 などと悔しいので文句言ったりするのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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