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カテゴリ:自然と遊ぶ
先週にどっさり降り積もった雪も、今週の暖かい雨で半分程に減りましたが
ここ白山麓は、まだすっぽり雪の世界です。 雪の降り積もった朝の静けさ。 白い編み物のような造形美に変化する周囲の山々。 朝起きるなり「雪だ~!」とワクワクする子どもゴコロは 大人になった今でも、まだ生き続けているよう。 ふかふかの雪がどんどん降り積もった先だっての週末は、 子ども達と一緒に雪の中に繰り出しました。 なにはともあれ「かまくらづくり」です。 スキーウェアのズボンに、上は山用のレインウェア。 手には軍手の上に台所用のゴム手袋。 …これは絶対濡れずに快適に雪作業ができる完全装備! 見栄えは悪いですけどね。 いくら寒いと思う日でも ちょっと外で動けばすぐに汗ばむ程になり 手足が冷たくなければ、何時間でも雪の中にいられる。 これが東北や北海道とは違う「暖かな」北陸の冬ならではです。 何もないところに山を作っていくのではあまりにも大変なので 斜面になっているところを利用してどんどん雪を積んでいきます。 ソリに雪をたくさん載せて、そのままエイッと。 息子と一緒にそんな作業を黙々と続けていると 体はもうポカポカです。 そろそろいいかな~?と穴を掘り出したのですが 意外にすぐに土が見えてしまって 中の居住性はいまひとつ。 でもまあ、子ども達が入って遊ぶ分には問題ナシということで ちょっと小さめのかまくらが出来上がり! 熱くなった体を冷やすべく まっさらな雪の斜面に、両手を広げて倒れ込む。 耳元まで雪に埋まって空を見上げる。 …静けさに、全身が包まれてゆきます。 なんともいえない穏やかな心地よさ。 子どもの頃も、おんなじように感じたっけなあ~。 この雪野原を通じて 30年もの時間がつながっていることを なんとなく実感しました。 雪が降る。 その幸せに恵まれるどの場所でも、どの国でも きっと感じる静寂や美しさは共通なのではないかと思います。 除雪や運転の不便さなどなど 日々の生活では厄介者になる雪ですが やっぱり雪世界は、私にとって欠かせない自然の情景のひとつです。 夜の雪景色 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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