美味しいのちょうだい
今日も、こぶたは実家に行きました。「大三郎の歓迎」を受けた後、パパさんの部屋に行こうとすると、大三郎はとても期待した眼差しでこぶたを見るのです。何を期待してるんだろう・・・。何だか分からないこぶたは、大三郎に訪ねました。「大ちゃん、どうしたの?」すると・・・、「お姉ちゃん、何か美味しいもの持ってる?」って感じで、ペロペロしています。・・・やばい・・・、見つかっちゃった・・・。こぶたは、パパさんへのお土産で、パンを買ってきていました。大三郎は「人間の食べるもの禁止令」が出ているので、こぶたは嘘をつきます。「大ちゃん、お姉ちゃんは何も持ってないよ。ホラッ。」手をヒラヒラさせても、大三郎は疑っています。「お姉ちゃんが持ってる美味しいの、ぼくに頂戴!」一生懸命こぶたを見ながらペロペロ。・・・まいったなぁ、このまま、パパさんに任せちゃおうかなっ。そう思ったこぶたは、パパさんの部屋に急ぎ、パパさんにパンを渡しました。すると、今度はパパさんに期待のまなざしを向けて、ペロペロ始めます。パパさんは、大三郎からのペロペロと、痛い眼差しに耐えながら、美味しいパンを食べたのでした。