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カテゴリ:日本映画(全般)
昨年,スクリーンで観た日本映画(新作)が101本.そのなかで気に入ったもののベスト5をあげると下記のよういなる.まぁ,あくまでも個人的なお気に入りということで,映画の出来とは必ずしも一致しないのだが…….
【日本映画】 1.『時をかける少女』 2.『フラガール』 3.『ミラクルバナナ』 4.『暗いところで待ち合わせ』 5.『パプリカ』 次点が,『幸福のスイッチ』『紙屋悦子の青春』『寝ずの番』『嫌われ松子の一生』『笑う大天使』といったあたりか. こうして並べると全部ミニシアター系だなぁ. #世評の高い『ゆれる』『雪に願うこと』『カミュなんて知らない』……は未見. 1と2はあちこちで好評なので,あえて触れるまでもないと思うが,『ミラクルバナナ』は,まず取り上げられることがない映画. ハイチに外務省の派遣員として赴任した女性が,(主に)子供たちのためにバナナから紙を作るために奮闘努力する話.タヒチと間違えてハイチへ来てしまった,という非常にベタなギャグで始まったりするのでコメディ映画のようにみえてしまうが,描かれている内容はかなりシリアス. 脚本的には破綻しているし(わざわざ口説き落として日本から連れて行った和紙職人が,あまり意味無し?など),映画の出来としては今ひとつな感じはあるが,非常に心に残る話.そもそもハイチは外務省によって「渡航の延期をお薦め」状態が継続している国で,そこを舞台に映画を作ってしまった監督とスタッフの勇気に敬意を表する. 『暗いところで待ち合わせ』はここのところ外し?映画が多かった(ように思う)田中麗奈の改心の一作.盲目の主人公,ということでは同じ時期に某時代劇映画が上映されていたりするが,“目の見えない”演技には雲泥の差があるなぁ.興業収入という点では反対に雲泥の差があったりするのだが,いい映画がヒットしないというのは残念. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.02.09 11:04:03
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