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カテゴリ:外国映画(アメリカ)
『不都合な真実』を観る。
一応、仕事柄、観なければならない映画でもあったのだが、ドキュメンタリー映画としていろいろと学ぶところの多い作品であった。 評価:☆☆☆☆ “不都合な真実”とは、京都議定書の批准を拒否しているアメリカ(の一部の政治家)にとっての地球温暖化のこと。この映画は、元副大統領アル・ゴア氏が世界各地で行ってきた講演の模様を中心にした、地球温暖化についての啓蒙ドキュメンタリーである。 データや画像を分かりやすく提示し、ユーモアをたっぷり交えながらの講演は、所々に違和感を感じる場面も無いわけではないが(たとえばキリマンジャロ山の頂上の写真を提示するとき、季節的な変動に触れないなど)、予想していた以上に説得力がある。 もちろんこの映画で提示されたゴア氏の主張を受け入れるかどうかは視聴者の自由ではあるが、その選択を鋭く迫ってくるだけの力強さを持っている。 日本の政治家に求められるのは、政策の妥当性ももちろんだが、たぶんこうした説得力なのだろう。 地球温暖化問題についてのドキュメンタリーとして、また(政治家による)講演・プレゼンの見本として、お薦めの1本。 『不都合な真実』 【製作年】2006年、アメリカ 【配給】UIP 【監督】デイビス・グッゲンハイム 【出演】アル・ゴア 公式サイト http://www.futsugou.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.04.04 10:18:19
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