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分太郎の映画日記

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2007.02.27
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カテゴリ:韓国映画
 韓国での家族のあり方を捉えたドキュメンタリーの秀作。
 評価:☆☆☆☆

 昨年の東京国際女性映画祭で上映されたが、平日のため観に行くことができず、残念に思っていたところ、少し前になるが、「シネマ・コリア」のメールマガジンで東京で上映会※があることを知って観ることができた。
※2007年2月17日(土)
北区男女共同参画センター スペースゆう★プラネットシネマ
『ショッキング・ファミリー』上映と監督対談

 戸主制度の廃止など大きく変わっていく韓国社会の中で揺れ動く家族たち。
 「家族のあり方にもいろいろあっていいのでは」と、この映画のスタッフでもある20代、30代、40代(=監督自身)の女性の自立を求めて奮闘する姿・生き方(とその“家族”)を捉えたもので、自分自身にカメラを向けるという斬新な手法をとっている。といっても決して堅苦しいものではなく、時にはかなりのユーモアを交えながら、時にはシビアに描き出しているので、(時間が行ったり来たりして分かりにくい部分もあるが)見やすい仕上がりになっている。
 また、韓国ではいまだに多いという海外養子制度(子どもをカナダやアメリカの夫婦に養子縁組すること)や、親からのプレッシャーは日本以上に強烈に感じられる受験戦争(受験の当日に親たちが集まって一心不乱に祈っている姿は、ちょっと怖い)などの実態も交え、単に女性の自立だけではない家族の問題を様々に描き出している。

 最後にバンジージャンプする監督の姿が映し出されるがそれがとても印象的であった。

 なお、観客に女性が多いと言うこともあり、上映後の監督とのティーチインも1時間にわたり、さまざまなやりとりがなされたのも個人的には大変に面白く参考になった。当然のことながら、家族の問題はけっしてよそ事の話ではなく、この日本にとっても非常に大切な問題なのだ。

 「映画は社会を映す鏡」という言葉があるが、たぶん韓国映画には、より切実に社会状況を切り取った映画が多くつくられているように思う。もっともそういう作品は映画祭やミニシアター系での公開となって、見逃してしまうのが残念なことではあるのだが……。

 鑑賞する機会があれば、男女問わず一見の価値がある映画。


『ショッキング・ファミリー』
【製作年】2006年、韓国
【監督】キョンスン

通訳によるキョンスン監督のインタビュー記事(allaboutのサイト)
http://allabout.co.jp/entertainment/koreaentertainment/closeup/CU20070212A/





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最終更新日  2007.06.08 15:57:55
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