テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:食べたものの画像シリーズ
幼い頃、自衛隊の艦隊が演習でブラジルの古都サルバドールという都市の港にやってきたので、
日本とブラジルの小旗を持って、自衛官の皆さんを出迎えに行った事がある。 艦内見学をしていたら、廊下に「カップラーメン」の自動販売機が有った。当時のブラジルではインスタントラーメンは大変な貴重品であり(郵送しても税関で抜き取られてしまった)、また僻地で入手困難だった為、その場に居合わせた日本人や日系人の皆さんが先を争って、ラーメンを買い始めた。 自動販売機には、当然の事ながら、日本の通貨しか使用できなかったのだけど、生憎うちの親は現地通貨しか持ち合わせがなく、他の親子が美味しそうにラーメンを食べているのに、自分達だけ食べられなかったという苦い記憶がある。 初めてカップラーメンを口にできたのは、それから約3年後のこととなったのであった...。 「カップラーメン ブラジリアンチキンヌードル」 塩味のチキンスープに、フライドチキン、ポテト、赤ピーマン、ネギ、パセリが入っている。 日本ブラジル100周年を意識した一品とのこと。 色んな感傷に浸りながら、このラーメンを食べた。 あの頃、ブラジルがカップラーメンになるなんて、想像だにしなかったなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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