ちいちゃんのかげおくり
小3のすーちゃんが宿題の国語の読み方をしているお母さんにちゃんと読めたか?句読点はちゃんとしているか?読み聞かせるのです・・パソコンをいじりながら聞いていると話の途中で宿題の範囲が終わったどうにもこうにもその先が気になる「ちいちゃんのかげおくり」あまん きみこ著太平洋戦争中お父さんが出征する日家族四人でやった影おくりという遊びをします影をじっと見つめてそらを見上げると影法師が空に浮かび上がるという遊びお父さんが戦争に行くところですーちゃんの宿題は終わったその夜どうしても気になってなーちゃんとすーちゃんにその先を読んで聞かせた読み進めていくうちに話は空襲で家族がバラバラになりとうとう ちいちゃんひとりになってしまったちいちゃんは家族4人でやったかげおくりを思い出し一人でやってみますすると家族3人が空で待っています「そうか」とちいちゃんはそこに行こうとしますまさか・・とおもいましたが・・「そうして おさない命が天にのぼっていったのです」と絞めくくられていました・・あっけなく死んでしまったちいちゃん嘘だろと読み返しましたが結末は変わりません普通ならちいちゃんは空の上の家族にいつでも会えるからがんばれる・・何かの希望を見出し生きていくのだと勝手に結末を予測していたのですがあまりにもあっさり・・・戦争とはそういうものなのです・・と教えられた気がしましたしかし・・これが小3の国語にのっているとは・・そういえば・・私が「はだしのゲン」を親に読まされたのもこのころだったか・・・