節分に「蕎麦」を売れ!!
娘が勤めるスーパーで「節分コーナーに蕎麦を置け。」と言われたそうだ。悪評高き「恵方まき」の二匹目のドジョウを狙えとのことらしい。恵方まきには胡散臭いが何らかのストーリーがついている・・しかし・・節分に蕎麦を食うなんて話は聞いたこともないし、節分に蕎麦食うと福が来る逸話も知らない・・大方、夏場には「ザルそば」で蕎麦が売れるが、売り上げの落ちる一番寒い2月にも蕎麦を売りたいという意図が見え見えである。だから娘にデッチ上げの逸話を作ってあげた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「福は蕎麦」 作・かたやままこと爺さん「婆さんや、都では節分に豆をまいて鬼を払うそうじゃて。」婆さん「爺さんや、ウチは貧しいから外にまく豆などないですよ・・」爺さん「婆さんや、それじゃあ・・・このソバガラをまいてみるかの~」婆さん「それは名案じゃの~」爺さん「都では「鬼は外。福は内。」と言って豆をまくのだそうじゃ。婆さん「蕎麦をまくのだから・・やっぱり・・」爺さん「じゃの・・・・ではいくぞ!婆さん!」爺さん・婆さん「鬼は外!!福はそば!!」爺さん・婆さん「鬼は外!!福はそば!!」爺さん・婆さん「鬼は外!!福はそば!!」爺さんと婆さんは楽しくなってそこらじゅうにソバガラをまいて回った。そして、季節はめぐり・・収穫の時期を迎えていたなんと、爺さんと婆さんがまいた「蕎麦がら」から苗が育ち、爺さんと婆さんの畑には立派な「蕎麦畑」が出来ていて、たくさん取れた蕎麦で爺さんと婆さんは蕎麦屋を開店したそうな・・・その蕎麦が美味しいと有名になって全国から途絶えることなく客が来て、商売繁盛!!二人は後々まで幸せに暮らしたそうじゃ・・・・以来・・この地方では節分の時期には「鬼は外。福はそば。」と言って蕎麦を食べる風習ができたのでした。めでたしめでたし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・