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2010.06.23
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4.<潜入>

まるまじろの巣は、村から意外とすぐ近くにあった。

「まるまじろな~んて、名前が可愛いから、とても凶暴なモンスターに思えないん
だけどね。」

「そだな。でも、村を壊滅させただけの強さの持ち主だ。油断すると殺られるぞ。」

「殺られそ~になったら、クロノスが守ってくれるの~?」

ユナはワクワクして聞いた。

「いや、置いて逃げる。」

「クロノスひど~い!!」

ユナ達は、そんな会話をしながら巣に足を踏み入れた。

中は広い洞窟になっており、真っ暗である。
クロノスは呪文を唱えると、杖の先に火が灯った。
それをタイマツ変わりに、ユナ達はゆっくり壁を伝いながら洞窟を進んでいく。
地面に火を近づけると、骨が見えた。

「きゃっ!こ、これ人の骨じゃ...」

ユナは思わず、うにさんが着ているコートにしがみつく。

ちょっとラッキー... な~んてw

「ユナ、敵の気配がする。」
クロノスは小声でそう言うと、険しい顔になった。

浮かれてる場合じゃなかった...W

ユナが反省したのも束の間、

「来た。」

クロノスの声とほぼ同時に、敵(まるまじろ?)はユナ達の目の前に
立ちはだかった。

「お、おっき~!」

モンスターは、土そのものであった。
土まみれで、突如現れたソレは天井に届くぐらいの大きさがあり、
ユナ達の姿を見つけると、覆い被さった。

「キャー!!窒息させる気なの~!!」

ユナは、うにさんにしがみついたまま目を瞑ったが、


「??」

何も起こらなかった。
恐る恐る目を開くと、クロノスとユナを白い光のバリアが包んでいるのが分かった。

クロノスが守ってくれてるの...!

しばらくその状態が続いたが、守りに徹するのが精一杯で、クロノスの精神力も続かず、

やがて、私たちは完全に土に埋まった。





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Last updated  2010.06.24 19:48:19
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