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最近企業再生の記事をよーく目にしますね。
**ファンドがどうしたとか、カネボウがどうなったとか 産業再生機構がどうとか。 なんだかすごい経歴のアタマのイイ人々が関わってるようで 近寄りがたいですが 雑誌をパラパラとめくってると正にそのものという人が取り上げられていました。 その人は江原伸好氏、サッカーで有名な中田も執行役員 を勤める東ハトやアスキーの再建をしてる ユニゾンキャピタルという会社の代表をしているそうです。 経歴を見ると日本の高校を二年で中退し、渡米 マサチューセッツ工科大学で建築学を学び、その後シカゴ大でMBAを取得・・ Jpモルガンやゴールドマンサックスで実績をあげ・・・ 88年には日本人初の本社ジェネラルパートナーに就任・・・ ここまで読んで分かるとおり 最初はなんだかすごいエリートで面食らう感じでした。 が、読み進めると私が強烈な印象を覚えたのはその経歴のすごさではありませんでした。 彼はインタビューの中でこう言っていました。 96年ゴールドマンを辞めた彼はMBO(マネジメントバイアウト)をやろうと思っていろんな人に相談した。 でも9割の人に止められた。オリックスの宮内さんもやめろと言ったそうです。 しかし、97年拓銀、山一が逝ったとき再び声をかけると 金はあつまり賛同もしてくれた。 宮内さんは自分が間違ってたと認め30億円の金も出した。 両金融機関の破綻を前にして彼はこれで日本も変わるなあと思ったようです。 世論が、時代が彼の後を付いてきたという感じでしょうか。 先を見通す能力があったということでしょう。 よく起業家は相談して誰もが賛成したことはしない。 と言いますがそういうものなのか~と実感しました。 こんな話を聞きました。 ボンカレー、ポカリスエットで知られる大塚製薬グループには 逆転の発想という内部規範があるそうです。 それは事前の消費者アンケートで9割の人が「売れる、美味しい」と回答したら 開発中止になると言うもの。 1割位の人に支持を受けるのが一番潜在需要が多いという考えにもとづいているとのこと。 独自の商品で勝負するとは言うのは簡単ですが、勇気のいることです。 実際、大塚の商品の多くは発売からすぐは売上は伸びず ポカリは売上が伸び始めたのは発売6年目。 個人として見抜いていた江原氏、企業として人のやらないことを追究する 大塚。ここにもイイサンプルがありました。 人と違うことをやるには逆の発想で ・他の人がやってること ・多くの人がこれイイ!と飛びついてること をじっくり研究する必要がありますね。 言ってみればミーハーの逆を行くためにミーハーを研究するという感じでしょうか。 大多数の声を拾うにはどうすればいいのか。 悩みは尽きません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年03月12日 08時37分38秒
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