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2004年03月23日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
リクルート面接をしました。

一人は法学部の学生。
もう一人は中国からの留学生で経済学を専攻する大学院生。

それぞれ一対一の面接でした。


この時期になると面接のシーズンですが
私の面接のスタイルは3つ。

1.自己PRは無し
  →自分で自分をPRっていうのもなんだかおかしい気がするから。
2.学生さんの答えには「なんでそう思ったのか?」理由を聞き出す
  →どれだけ自分のアタマで考えているか
3.いつも使わない言葉「ワタクシ」「御社」などは使わなくても評価に関係無しと事前通知する。
  →それよりいつものキャラが出せるように日常使ってる言葉で話てもらう。
    緊張してしまってチャンスを逃さないように配慮です。


まずは法学部政治学科の学生。

サークルでクリケットをやり、バイトに明け暮れる生活。
3年にはゼミに入り、政治思想を専攻。

自己PRは無いのでといった矢先に
自分は正義感あるリーダー、参謀型の人間ですと自己PR。

政治思想を専攻してみたら実際の政治の世界が見たくなって
代議士事務所でアルバイトをしてみたり、市民運動に参加してみたという
ことでした。

私:「なぜ政治の勉強をしたり、代議士の事務所でバイトをする気になったのですか」
彼:「世界平和の役に立ちたいからです。」という答えが返って来たので
私:「公務員や国連や国際機関で勤務するということは考えませんでしたか?」と聞くと
   「それもいいですねえ。そっかーそういう手もあるのかぁ」

私:「これまで強く影響を受けた人は?」
彼:「中村天風です。大物志向が強かったので」

私:「中村天風なんて珍しいですね。でも知ったキッカケは?」
彼:「高校でラグビーをやってたんですけど、俺はカラダが小さくて
   それでも他の奴らに負けないためには何すればいいかって
   いつも思ってたんです。カラダを鍛えるために
   ある先生の所に修行に通ってたんですがそこで
   中村天風って人がいるよって本を紹介されました。」

私:「でも大物志向が強かった・・・。っていうことは今はなくなってしまった?」
彼:「うーん。どうですかねぇ。落ち着いちゃいました。(笑)」

私:「海外での事業について興味がありますか?」
彼:「昔から興味がありますね。希望は海外営業です」という回答。

私:「最近の学生は英語が出来る人も多いようですが準備はしてますか?」という質問には
彼:「海外旅行は一回。TOEICは受けていません。スコアでないと思うので・・。」という感じでした。

私:「まあ俺も卒業するときはそんなもんだったよ。まあ一回チャレンジしてみたら?」

会社や仕事の内容の質問を受け、最後に志望度合いを確認し終了しようとすると
彼は微妙な顔をして
彼:「す、すいません。頭の整理が付かなくなってしまいました。支離滅裂ですよね。俺の話って。
    ぶっちゃけ、こういう面接をどうやって受ければイイか教えてくれますか?」

私:「面接に慣れるまでは頭が混乱するのは普通のことだよ。気にすることはないよ。
   でも話の筋が通らないのはおかしいよね。
  ゼミやバイトや学校やサークルや・・・。これまでいろんな決断があったと思うけど
   何でそういう決断をしたのか自問自答してみたらいいよ。それを紙にたくさん書き出してみたら
   自分のものの考え方がきっと見えてくるよ。人に聞いてみるのもいいしね。」
     
彼:「ありがとうございます。いやー。ナゼナゼって質問されて困りました。
   そんなこと今まであんまり意識してなかったから。頑張ります!」


次は中国からの留学生。

私:「何で日本の大学に進学しようと思ったのですか?楽な道ではなかったと思いますが」
彼女:「上海で働いてるとき、教育を受けてもっと大きいチャンスを掴みたいと思ったのです。
     ビジネスの世界でそれを実現するなら日本の大学への進学に決めてました。
     それで決心して学費を貯めました。いろんな人たちに支援も受けました。
     中国にいるときに日本のイイ商品に触れることが多かったし、日中が結びついて
     大きなビジネスチャンスになるのではないかと思えたので」

私:「日本に進学して大変だったことは?どうやって乗り越えましたか?」
彼女「まずは言葉です。難しいかった・・・。でもこれは友達をたくさん作って、あとは自分でも勉強して
    今は慣れました。最初は固い言葉遣いで笑われました。(笑)」
    
    「もう一つは、日本の人達とどうやってうまくつき合っていくかにも苦労しました。
     中国人は主張しすぎるので、それが原因で日本人に嫌われるというのを聞いていたのですが
     最初はどこまで自分の思ったことを言っていいのか正直判りませんでした。」
 
    「中国人の留学生でそういう所で日本人と合わなくて帰国する人も多いんです。」

私:「日本人との付き合いかたはどうやって克服したのですか?」
彼女:「相手の気持ちを読むようにしました。この人だったらこう考えるだろうなとか・・。」

私:「なかなか出来ないことですね。そういう風にしようと思ったのには何かキッカケがあったのですか?」
彼女:「留学してきて最初は負けたくないって気持ちが強かったのですが 
    いろんな人に良くしてもらってるうちに、私は恩を受けてるんだなぁと実感できて素直になれたんです。」

私:「これまで強い影響を受けた人は?」
彼女:「中国で働いていたときに出会った工場経営者の**さんです。日本人です。
     彼は私たち従業員に一生懸命働けば必ずチャンスを掴めると教えてくれました。
     だからこそ日本に留学する気持ちになったんです」

私:「会社に期待することは?」
彼女:「大きく成長できる場があるかどうかですね。そのためには労力を惜しむつもりはありません
     もちろん初めから生意気言ったりしませんから安心してくださいね。(笑)修行の身ですものね。」

はじめから終わりまで笑顔で通してくれました。


面接の時期は短い間にいろいろな学生に会えますが
自分のことを振りかえさせられるような出会いがあります。

今回は国境を越え、言葉の壁を超え自分の成長の道を模索する
この中国人留学生に出会い、物腰は柔らかくしてはいるものの
強い意志を感じました。
この留学生くらい日々根性を入れて頑張ってるかと自問自答させられてしまいました。
少々のことでへたばってないか?自分に言い訳してないか?
いろんなことが頭に浮かんできます。

一方で面接の場でなかなか自分のことが見えず、良さを表現できずに
悩む学生もいました。

明日も一人面接です。
仕事と面接の両立も結構大変ですが、また刺激をもらえることを期待しつつ。

また日記が長くなってしまいました・・・。








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最終更新日  2004年03月23日 20時08分45秒
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