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食の安全性なんてことが盛んに言われていますが
朝メールを開くと、プラザ投資顧問の伊東秀廣さんの文章が目が止まりました。 「日本の食卓メニューの原産地を表示したら、さながらオリンピックのようなものかもしれません。 サバはノルウェー、タコはモロッコ、アナゴはチリ、ブロッコリーはアメリカ、ネギは中国という具合です。 無農薬・自然栽培の商品が高く売れる ということは、裏を返せば一般の食物は多かれ少なかれ汚染されているという理屈になります。 キンメダイの水銀騒動がありましたが、マグロとて同じはずです。問題としなかったのは、消費量が多すぎて、影響が大きすぎたためです。 体内の水銀汚染検査は毛髪から測定しますが、日本人は他民族 に比べて圧倒的に含有量が多いという結果が出ています。 また輸送距離が伸びるほど防腐剤の使用も多くなります。 最近、葬儀会社が指摘するには、死体に防腐剤の必要がなくなった、とのこと。 防腐剤や水銀は残留するのです。鳥葬の習慣があるチベットなどでは、 最近鳥が人間の死体を食べなくなったという報告があります。 食物汚染は飽食の日本のみならず、自然食地帯にまで及んでいるということです。・・・・」 この部分だけ抜き出しても結構シビアな内容です。 こんな話を読むとスーパーに買物に行っても何を見ても 疑いの目で見てしまいそうになってしまします。 調理されて出てきたら尚更どこから来たのかも判らないですし。 昔読んだ本にこんなフレーズがありました。 「人がもっとも不安を感じるのは とても悪い知らせを聞いた時ではない。 心底不安になるのはほしい情報が手に入らない時、何が起きてるのか判らない時である。」 これも危ない?いやこっちもダメなのでは?と疑心暗鬼になっていくから不安が増幅されるからでしょうか。 あることをキッカケに人々のココロに疑いの気持ちが宿り 本当の事を知りたい!という欲求も強くなっていくのは古今東西共通。 多くの人が同じような気持ちを持つようになって それがマグマのように溜まってくる。 これまた何かキッカケを経て世の中に大きなウネリとして 出てきて、これまでの常識が覆される。 BSE、鳥インフルエンザ、豚コレラ・・・・・。 遺伝子組み替え・・・・・。 蛇口から出る水は大丈夫か・・・。 効率的生産の名の下に 鶏の中には狭い小屋にぎゅうぎゅうに押し込まれて飼われてるから病気になるので それを避けるために抗生物質入りの餌を食べさせられているとか ちょっと調べるだけで「エッ??」という情報が出てきます。 でも本当のところ何が起きてるのか掴めない・・・。 魚も危ないじゃないの?なんていうさらなる悪い予感もしてきます。 政府の安全宣言を聞いてもえ。ホント?という感じもしますし。 言いようのない不安感は増すばかりです。 食の安全性を高めて欲しい!という気持ちが 大きなウネリになって社会を突き動かすのも もはや時間の問題ではないかとも思えてきます。 食に関わる会社は数知れないですが 厳しい競争などの業界の話を言い訳にして お客さんの声を甘く見ては行けないのは歴史が証明するところです。 これまでの常識、商売の仕方をそのまま踏襲するのか ここで勇気を出して立ち止まって、軌道修正するのか・・・。 何にしても秩序が壊れて、新しい秩序が出てくるまでには、 物事はシンプルな方向へ流れていくのが世の常であるような気がします。 なにやら大きな新しいチャンスが眠っていそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年03月29日 16時26分49秒
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