シャープ大阪府堺市に液晶パネル新工場建設
液晶テレビ「アクオス」で有名なシャープが大型テレビ向け液晶パネルの新工場を堺
市に建設する予定です。8月にも着工し、09年中の量産化を目指している様で、そ
の建設費用は約1兆円とも言われています。1兆円という金額は最近聞いて余りビック
リしなくなったが、1工場のプロジェクトでこの金額を投じるのはやはり凄い。
現在このAV(オーディオ・ビジュアル)業界はビクターがカーオーディオから撤退し
たり、三洋電機は大和証券エスエムビーシープリンシパルインベストメンツの子会社
であるエボリューションインベストメンツとゴールドマンサックス証券のグループ会
社であるオーシャンズホールディングスが議決権24.5%ずつを持って再生にあたって
いる様な状況であり、先行きが混沌としている。自分たちの得意分野に資源を集中
し、利益を高めていく戦略をどの企業もとってきている。というのが、昨今ライバル
が国内企業でなくLG電子とサムスン電子などの海外企業になっている。まさにこの工
場建設は各企業の世界戦略の縮図が見えてきます。