闘病生活で得た経験と体験

こんにちは、和兎です。

今回は私が発病した日の事をお話したいと思います。

 □□□□□□□□

私は大学病院で看護師をしていた。

大学病院と大きな病院だけあって、上下関係が厳しく、仕事の内容も忙しく難しい所だ。

夜勤も、早出、遅出、長日と多様な勤務をこなし、夜勤明けに研修を受ける事もある程に元気だった。

だが仕事をしていた日、本当に突然の事。

感情が高ぶって、プツンと何かが切れた感じがした瞬間、目に涙が浮かぶ。

そして突然文字が読めなくなり、
流れ出す涙が止まらなくなった。


 

目で文字を見てはいるが、頭が全く文字を認識せず、ただの線の羅列の様にみえる。

上司に報告し、直ぐ職場のカウンセリングの先生と話をする事になる。

話をしている時も涙が止まらない。

自分で何を話ているのかも分からない。

認識が出来ない。

言葉が紡げない。

自分が、どうなってるのか分からない。

その日は帰宅する事になったが運転が出来ず、申し訳ないながらも家族に迎えにきてもらう。

後日、精神科に受診する事になる。

【抑うつ病】と診断される。

病院で診断書が処方され職場は休職という形をとり、長期休暇。

休暇……。

皆が仕事をしているのに休んでいいのか。

こんなダラダラしていいのか。

でも文字を認識出来ないと仕事が出来ない。

そして身体が動かない、頭も働かない。

凄く自分が情けない。

なんで、どうして。

そればかりが頭をよぎる。

｢気分転換に出掛けておいで｣

｢ゆっくり休んでね｣

そう言われるが出来ない。

何故出来ないのかと問われても分からない。

仕事を休む罪悪感かもしれない。

身体が動かないだけかもしれない。

単純に気力がない。

リフレッシュもまともに出来ないのか。

思考がマイナスにしか向かわない。

身体は動かないのに、思考が休めない。

それが、私の闘病生活の始まりだった。

 □□□□□□□□

最後まで読んで頂きありがとうございます。

このブログは私の体験談を記して行きますので、この様な話が続きます。

苦手だ、不快だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、こういう病があると記したい。

｢自分だけじゃなかった｣、そう思って少しでも安心が得られたら幸いです。

駄文ではありましたが、今回はこれにて。

お付き合い頂きありがとうございました。

縛羅。