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カテゴリ:雑感
このたびの震災に際し、 心よりお見舞いを申し上げます。 皆様お力をお落としのことと思いますが、 どうか健康には気をつけて下さい。 一日も早い復旧をお祈りしています。 今年初のブログがこんな時になってしまいました。 3月11日(金)、私たち夫婦は有休を取って ひさびさの小旅行で山梨から横浜中華街へ出かけました。 事前にネットで調べて『横浜中華街 景珍樓』さんに 予約した11時に到着。「中国三大高級食材大三昧コース」を 堪能したあと、周辺でお土産を配送予約してから周辺を散策。 そのあと赤レンガ倉庫へ行き、ウィンドウショッピングなどして 駐車してあった『大さん橋駐車場』に戻り、 「次は新しくなった羽田空港を見に行ってみようか~」 などと話をしているまさにその時、地震に遭いました。 横浜は震度5強。 大さん橋駐車場は『横浜港大さん橋国際客船ターミナル』の一部。 地下1階、地上2階建て・鉄骨造、建物の長さ約430m、 最高高さ約15m、幅約70mという大規模の建物ですが 駐車中の車がゆっさゆっさと大きく前後に揺れ始め、 私たちの車も同じように揺れました。 ちょうど横浜港の観光船『ロイヤルウイング』の出航と 同時間だったのでそれが揺れの原因かと思って 「出航のたびにこんな揺れたら働いている人たちも大変だね~」 などと呑気な会話をしていたらカーナビのTVでヘルメットをかぶった 安藤優子さんらが切迫した面持ちで状況を伝え、館内放送は “建物が耐震構造なので安全”というアナウンスが流れたので ようやく事態が飲み込めてきました。 海なし県に住んでいて津波の知識がない私たちは相変わらず 呑気にも周りの状況を把握するため車を降り、大さん橋屋上フロアへ。 デッキで周りを見渡してみると中華街方面から煙が3ヶ所、 東京方面を見ると煙や火の手が4ヶ所から上がっていました。 赤レンガ倉庫方面を見ると避難したであろう人たちが 広場に集まり、横浜ベイブリッジ上の車も渋滞、海上保安庁の巡視艇が 津波の恐れがあるのでと沿岸からの避難を呼びかけていました。 その時、デッキにはウエディングドレスを着たカップルや家族と思われる 8人くらいのグループがいたのですがきっと予定は変更されてしまったでしょうね。 予想以上の事態にさすがに危機を感じ、駐車場をあとにしたのが夕方4時近く。 ここから私たちも帰宅難民となりました。 道路は車で渋滞。歩道は交通機関がストップしたため歩いて帰る人で あふれていました。途中、何台かの緊急車両が後から来ましたが道幅が 狭いために前に進めず、対向車線を逆走していく状況。 困ったのはトイレ。街中はコンビニはあっても駐車場がないので トイレに行けません。 有料道路はすべて通行止めでカーナビ画面はバツ印だらけ。 抜け道優先で一般道を検索しても刻一刻と交通状況が変化するので リルートするたびに到着時間が延びていく。 携帯の宿泊予約サイトで当日の空きを探したけど みんな考えていることは一緒、空きなし。 11時半を過ぎても現在地は旭区。 到着予定時間は翌日の1時過ぎ。 結局、渋滞中に見えたファッションホテルに泊まることにしました。 布団で寝られることがこんなにありがたいことだと思ったのは 初めてでした。そして翌朝には通行止めも解除されていたので 無事帰ってくることができました。 山梨は震度5弱でした。 後日聞いた出来事。オープンしたてのショッピングセンターで地震直後、 駐車場に避難させられた数人がカートの商品をどさくさにまぎれて そのまま車に積み込んだり、飲食代を払わずに立ち去る人もいたそうです。 なんとも憤りを覚える話、被災地では他人を避難させて自分は犠牲に なった人もいるというのに・・・同じ山梨県民として恥ずかしい。 逆に良い話も。地元地方紙の『山梨日日新聞』に集まった救援金は 3月26日発表時点で2億6367万円を超えています。 金額の多少に関係なく紙面に五十音順に名前と金額が載ります。 子どもの名前で数千円とか、一千万を出す企業もあり、 日々数千万円単位で増え続けています。 地震後、近くにある実家に行くと避難袋の中身を入れ替えていました。 賞味期限切れの非常食や使用期限切れのカイロ、乳児用紙オムツ。 オムツは今春小学6年生になる姪のものだったそうです、ずいぶん昔の物ですね。 いつ発生してもおかしくないと言われる東海地震のエリアにある山梨県。 計画停電が実施されてようやくランタンなどの防災用品を準備しようとしている私は すっかり平和ぼけしていますね。 ネットショッピング、買い物、外食・・・今は何をするにも 申し訳ない気がして気分が乗りませんが私たちにも生活があります。 山梨県では幸いにも建物などたいした被害はなく、ガソリンや食品などの 品不足で困っている程度で済んでいますが、計画停電の影響で宿泊施設は 予約キャンセルが増えたり、お店を経営している方は売上ダウンなど、 少なからず影響が出ています。 このままではつぶれてしまう企業も出てくるかも。 今、私にできるのは節電や募金活動に参加するのはもちろんですが、 同時に今まで通りの生活に戻ることなんですよね。 そして東北地方が復興したら率先して東北地方のものを買うように したいとも思っています。 6年前に貰ったウエディングキャンドルが 計画停電中は役に立っています。 処分しないで良かった~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月26日 21時46分36秒
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