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カテゴリ:お仕事
みなさん、大丈夫ですか??
自分はなんとか生きています。。。 家族も、友人も無事で何よりでした。 昨日の”その時”は、見事に仕事でした。 ”その時”をちょっと振り返ろうと思います。 昨日は、14時半ぐらいから乗務開始。 上り各停を担当していました。 駅に進入、所定位置に停車する寸前になって”その時”はやってきました。 ポポポポポ…♪♪(列車を止める為の発報信号の音) 「んっ!?発報が鳴ってる!?」 所定位置に停車。 「えっ!?揺れてる!?」 グラグラ… ドドド…ドカドカドカ~!!!!!!!!!ヽ(゚Д゚; )ノ 「緊急停止!!緊急停止!!地震発生!!全列車、直ちに停車せよ!!!!」 (列車無線から流れた自動音声の声) 止まってはいるけど、とっさに非常ブレーキ入れました。 とりあえず、ハンドル握りながら硬直してました。 信号、折れるんじゃないかってぐらいグラグラ、視界にあった家は捻じれるように揺れていました。 電車、ありえないくらい揺れてました。 自分の背後からは、お客さまの悲鳴が聞こえてきました。 この時は、さすがに死という言葉が頭に浮かんだ… 俺はここで終わるのか、仕事中に運転台でペチャンコになるのか… アハハハ…(;´∀`) しばらくして、揺れは治まり命の危機から脱することが出来ました。 すぐに司令所からの無線が入り、当然のごとく全線運転見合わせ。 運転士は脱線がないかの確認をして下さいとの指示もきました。 自分は、運転台から降りて脱線の有無を確認。 この頃になって、やっと落ち着くことが出来たような気がする。 それから、8時間運転見合せが続き、工務係員による線路の徒歩点検が全線において行われました。 自分はただただボ~っと待つだけ。。。 司令所からは無線で… 「今回の地震は、日本観測史上最大のM8.8、当社が過去に経験をしたことのない巨大地震である!!そのため、安全に安全を重ねた点検、確認作業を実施しており、相当な時間を要している。その趣旨をよく理解し、お客さまにご納得頂けるようなご案内に努めて下さい!!」 との司令が入っていた。 この司令には胸が打たれたというか、自分もプロとして頑張らなきゃなと強く思いましたね!! このときの車内では、お客さま同士、妙な一体感が生まれていました。 ワンセグ持っている人から情報を共有したり、改札の外に出た人がパンやおにぎりなどを買い込んで、他のお客さまに配っているようでした。 優しいお客さまは、自分にもパンの差し入れをして下さった。。・゚・(ノД`)・゚・。 「これどうぞ!!食べてください!!」 伊達直人がこんなとこにもいたんですね、困った時は助け合いということを改めて知りました!! しばらくして、徒歩点検による線路の安全確認が終了。 次に試運転列車を仕立て、お客さまをお運びするのに支障のない状態かどうかの最終確認をすることとなり、自分の担当列車もその駅で打ち切り、試運転列車として走らせることとなった。 結局、終点に着いたのが、0時過ぎ。580分延!! そっからは悲惨なもんで、終夜運転ターイム!! 交代者がいなくて、5時過ぎまて乗りっぱなし。 乗務開始から乗りっぱなしだから、14時間以上は電車に乗っていたことになる。 やっとの乗務交代で、区に帰ることが出来ました。 帰って、鏡を見たら凄い顔してた… 目は真っ赤、目の下のクマとか半端なかったね。 ホントに長い一日だった。<丶´Д`> 被災地の方に比べれば、大したことないんだろうけど、地震の恐さや大変さを見に沁みて分かった気がする。 そして、自分の仕事の重要性とその職責。 今までは、大変だとか、疲れたとか、そんなことばかり言っていたような気もするけど、この一日で仕事に対する大事な気持ちを改めて持ち直せたと思う。 被災された方が、1人でも多く助かるように祈念しながら、明日の仕事も頑張ろうと思う!! 日本は窮地に立たされている、みんなで助け合って乗り越えていきましょう!! 困ったときは助け合い、パンを差し入れてくれたお客さまの教えです!!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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