|
カテゴリ:カテゴリ未分類
あの日。
津波警報が出た途端に退勤中のバスが止まって 2時間バスの中にとどまらざるを得なくたって あの日からしばらく。 スーパーというスーパーから ペットボトルの水が消えたって 私は帰宅できたし 水は蛇口をひねれば出てきた。 家族を失ったわけでなく 家を失ったわけでなく それなのに 心を寄り添わすこと、 出来てなかった。 テレビを見て みぞれの降る中 逃げる人々 自分の家が流されるのを なすすべなく 口を押さえて見詰める人々 がれきの山、ビルに乗り上げた船 泣き悲しむ人々。 これだけ見て 見せつけられて。 したことと言ったら 募金。 毎日 新聞の片隅に掲載される 死亡者数と行方不明者数を確かめること。 そして毎日ほんのちょっとの間 胸を痛める。 今日、その時間に 黙とうしました。 心から。 ご冥福をお祈りするとともに どうぞ 残された人々を お守りください。と。 私はこれからも 自分の、 自分第一の 醜い自分を心に抱き続けます。 そういう自分があることを 否定しないことで 出来ることが見つかるかもしれない なんて思います。 甘いですね。いい歳をして。 どうしようもない。 どうぞ被災された皆様が 希望を持って 歩んでいけるよう 色々なものが一日も早く 整いますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|