楽天プロフィールでお付き合いのある方の中には
ご存じの方もいらっしゃいますか。
2月の中頃
つぶやくところで泣きわめいていた私。
闘病中の友人の携帯から
ご主人が連絡してきて
友人の意識が無くなった、もう戻ることはない
この次連絡が行くときは…
連絡がきました。
蓮の花をあしらった葉書が届きました。
四十九日の法要を終え少し落ち着きましたので…と。
連絡が来た、その日のうちに息を引き取っていました。
北海道に居て
九州に住む彼女の消息を知るのは
私にとっては
とても難しいことでした。
あの時は泣きわめいたのだけれど
今はそんな気にもなれない。
葉書の「逝去」の文字を見ると体中の力が抜ける。
あまり自分の事を語ることは好きではないようでした。
でもこのくらいなら許してもらえるかな。
彼女が生まれた時、彼女の国はイギリス領でした。
その国の人と、中国系の人の間に生まれたと言ってました。
少女の頃から
家事をこなし、兄弟姉妹の面倒を見、
そして働いて学費を稼ぎ、
大学を卒業したそうです。
お仕事は通訳。
中国の24の言語のうち半分を理解し、そのほかに英語・日本語に堪能でした。
私との会話は、もちろん日本語(^^;)
仕事の関係で来日し日本人のご主人と結婚。
彼女は中国名・英語の名前、日本名、3つの名前を持っていました。
病魔が襲ったのは約6年前。
たまに話ができるほど体調の良い時があって
その時に掛かってくる電話で
彼女がだんだんに
弱っていくのが
分かりました。
割と彼女も冷静に
自分の体の事を把握していたようでした。
自分の体の様子を克明に
感情を交えずに話す彼女に
私は返す言葉をほとんど持ちませんでした。
葉書に書かれた言葉。
「一緒に過ごせた時間は、私の宝であり、誇りであります」
私にとっても宝であり、誇りでしたよ。
泣きだす前にこれを書き終わろう。
御冥福をお祈り致します。
あと一言。
ありがとう。