憂きも一時

語らった。

遊んだ。

騒いだ。

「ピグ行きます」 
「ニコッとタウンでお会いしましょう」
ミル、ゲーム、ブログと楽プロで…

勿論、これでさよならという人もいる。
「リアル頑張ります」
「忙しくなっちゃって」
「めんどくさい」
Cocoron終了後のお話。

またどこかでお会い出来るといいですね。
お会いしたら声かけてね
さようなら
楽しかった…お世話になりました。

こうして御挨拶するのは、アバターの向こうに居る
生身の人間に対して。
別れるのは寂しい。
でも
お別れした後、
きっとどこかで空間遊びしたりできるんだろう
もう遊ばなくったって
生身の人間はこれからも
それぞれの人生を生きて行くんだろう。

一番言いたくないお別れ。
３年ちょっと、私のアバターを勤めてくれた、この娘に。

若くて、こんなにきれいな娘が私の分身。
私はとても喜んで
一緒に遊んだ。

もう遊べない。
たかが二次元の動く絵じゃないの？
でも
ブログを飾り、歩きまわり、私の言葉を伝え
私がCocoronで楽しい思いをしたのは
この娘に負うところ大だった。

　　　　　　　　

お前さんには、いちばんお別れいいたくないんだよ。
ありがとう。世話になったね。
その割には何にもしてやれなくて。
もっといろいろ着せ替えさせてあげればよかった。
お前さんのきれいな顔と
抜群のスタイル
性格の良さそうなまなざし
どれだけ私の気分を明るくしてくれたことか

何を言っても、もう時間が無い。

　　　　　　

え。てる。そんな所に立って、どうしたの。

あ。まって、まって”てる”。

もう、誰もいない。

ありがとう。さよなら。

≪後記≫
陳腐とは思いましたが、私とアバターのお別れをさせていただきました。
時々このブログに掲載させていただきましたように、部屋があり、花を植え
いろいろな人と会話することができました。
今となっては、次元を異にする、人によっては動く絵にすぎぬこの娘も、
私にとってはネット世界でのだいじな相棒となっていました。
彼女と一緒にこの世界をあるいている時は
普段の自分とは違う、
おおらかで、明るく、のんびりとしてた、新しい性格の自分が作られてゆくような
気持ちになりました。
彼女と私とで、私自身とは違う小烏丸の”てる”という人物を一人、作り上げた
ような心持ちです。
そして、今回のCocoron終了に際しても、
”てる”に何かしら気持ちようなものあるとしたら、こんな風に軽やかに、
凛とした様子で
自分の世界へ帰ってゆくのではないかと思いました。
彼女と別れるのはとても寂しいことです。

最後になりましたが
アバター空間でこの娘とお付き合いいただきました皆さん
この娘を開発してくださった３Di社の皆さん
ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。

（※復活の際は是非お声かけてね＾＾）