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実家に帰った。
自宅に帰る途中で友人と会う約束をしていたので 地元の老舗レストランが出しているお菓子を買おうと デパートに入った。 無い。 土産物店に入った。 無い。 駅のキオスク 無い。 あるのは、スイーツ王国と呼ばれる北海道某地方の 特定の銘柄。 無残なほどに、そればかり。 道外から来た人にはいいだろう。 確かに旨いんだから。 待っている人たちは喜ぶだろう。 でも 道民はどうするんだ。 故郷のお菓子をおみやげに持って帰ろうにも 探すのに苦労するとは。 そりゃ確かに、あちらのお菓子の方が、旨いのかも知れない。 でも、地元の菓子にも、 あちらのお菓子に引けを取らないくらい 旨い菓子があったのだ。 美味しいお菓子を 美味しい美味しいと言って喜んで食べているうちに 懐かしいお菓子を喪ってしまった。 いつもは喜びの眼差しで眺める 綺麗な色の 可愛らしいパッケージが サンゴ礁を喰い荒らすヒトデのように見えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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