そろそろ「中年漂流」っていうカテゴリー名も合わなくなってきた。
「老年展望」とかしようかしら。
介護脱毛とは。
将来自分が介護される時の事を考え、
アンダーヘアを脱毛しておくこと
なんだそうだ。(VIO脱毛と言うそうな)
脇やアンダーヘアが何故あるかっていうと
においをとどめるためにあるものらしく
なんでにおいを留めるかと言うと
異性を引き付けるためらしい。
いい歳になって生殖に関われなくなったら、
異性を引き付ける必要もないから
脱毛しちゃったって、まあ大したことはないよね。
と言う事だろうか。
(後述するけどそれじゃ40代って微妙じゃない?)
それより自分が年を取っておむつをしなくちゃならなくなった時
体毛に便が絡まることがあるそうで
清拭に時間がかかったりして介護してくれる人の負担が多く、
匂いや感染症の原因にもなるということ。
その方がよっぽど大変な事態だ。
頭ではわかりますが。
何故か真っ先に思い出したのは、
ベアトリーチェ・チェンチの肖像画。
イタリア貴族の娘に生まれ、15歳で婚約者が決まると
彼女を溺愛していた父により凌辱され監禁。
婚約者と共謀して父を殺害した罪で斬首されることに。
(1622年ごろ 伝グイド・レーニ作『ベアトリーチェ・チェンチの肖像』)
肖像画は、その、斬首直前の彼女。
髪にターバン巻いてるでしょ?美人だなあ…
これは斬首の時、髪が斧に絡まないようにまとめているんだそうな。
(あんまり関係ないですが、RitchieBlackmore'sRainbowの
13世紀のグリーンスリーブスはベアトリーチェ・チェンチを歌ったものだそう)
斬首と介護はもちろん全然違うのになんで思い出したんだろう。
首を斬ってもらうのに首切り役人の負担を軽くするようターバンを巻く。
排泄介助をしてもらうのに介護者の負担を軽くするよう介護脱毛する。
構造が似てるから?
とにかく、体毛って他人が自分の体を扱う時は随分邪魔なものらしい。
あ。自分でも持て余しますね、ムダ毛だ跳ねてる広がってまとまらないとかって。
実際介護脱毛する人は増えているみたいで、2017年から2019年までで、
23倍にも増加した病院があるそう。
(人数は書いてなかったけど)
40代50代が注目する理由は、
自分達が親の介護をする年齢になり、
排泄介助でアンダーヘアが無い方が介助しやすいと実感したこと
脱毛方法が、メラニン色素に反応するレーザーの照射なので、
白髪が生える前の施術が効果的な事だそう。
メリットとしては、排泄介助がしやすく、肌のトラブルが予防できる、衛生的。
介護する側される側双方にメリットがあるよう。
デメリットは元に戻せない、施術中恥ずかしい、照射時の痛みなど。
温泉に行って、恥ずかしいというのもあるそうで
、病院によっては脱毛の仕方を
「デザイン」してくれるところもあるそうです。
料金も結構かかります。
毛の生える周期に合わせ1~2か月に1度、5~8回の施術を受けることになり、
私の住む街でVIO脱毛をやっている病院の1つでは、
VIO脱毛8回96,800円也。
非情にデリケートな部位の脱毛なので、きちんとした技術を持ったクリニックで
施術をうけるよう注意喚起しているサイトもありました。
あ。男性も受けた方がいいみたいですよ。
蒸れないし、臭いもないそうな。
それにしても、自分が介護される側になる事をそろそろ考える年齢に
なったんだなあ。
それが受け入れられなくて、ベアトリーチェ・チェンチのターバンなんて
思い出したんだろうか。
私はどんな風に年取りたいのか、よく考えなくちゃね。
<参考>
→tayorini「45歳からの新常識?『介護脱毛』のメリット・施術内容に迫る
→なかまある「40代で急増!アンダーヘアは無しがいい?皮膚科医が教えます介護脱毛1」
→広尾プライム皮膚科「介護脱毛の必要性とメリットデメリット〜介護される側になる前に『介護脱毛』を知ろう
→ハートページナビ「4人に1人が知っている?介護脱毛に40代50代が注目する理由」