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カテゴリ:コロナと毎日
-あれ? 団地で、いつも見かける男性の後ろから、誰か階段を降りてくる。 お子さんだ。 たしか、コロナ感染者数が激増している地域の学校に通っているはずだ。 2人仲良くマスクして、マスクから上に出ている顔はそっくり。 -え、帰って来たの!? 「こんにちは」 2人のそれぞれに声をかけて会釈したけれど、胸のあたりに なんだか重苦しいものが沈む。 -なんで帰って来たのなんで帰省を許したの なんで周りの迷惑とか不安とか考えないの? 嫌だな。 あのご家族とは仲良くしてもらっている。 こんな事考えるなんて嫌だな。 でも、 という疑問は消えない。 私の住んでいる町の学校でも寮に住む学生を返したと言う。 コロナが猛威を振るっている地域に実家がある学生も 「学生が戻ってきた時、何持ってくるか分かりゃしない 自衛しなくちゃ、自衛」 そんな事を言われて、根も葉もない噂とか、 考えすぎとか言えるほど新型コロナ感染症は下火には なっておらず、変異してさらに感染力が強くなったという。 前に、東北だったか、帰省した男性の実家扉に 「なんで この時期に 東京から来るのですか? …(中略) 良い年して、何を考えてるんですか? 皆の迷惑になります!! と貼り紙した人がいて、 酷いなあ、やりすぎだ、とその時は思ったけれども あの父子を見てとっさに思った事は 貼り紙した人の心情とすごく近かったんじゃないか。 誰だって怖い でも肉親には会いたいだろう。 地元の学生寮のように、年末年始は閉鎖されて 帰省を余儀なくされる人たちだっているだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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