ただしのブログ

　職場にて、ちょっとした出来事。
　
　事務仕事の間にコピーを取ろうとコピー機に向かって。
　枚数を入力してスイッチをポチ。
　さて、次の作業にかからなきゃ、と振り向いたら背後に居た人に鼻からぶつかりそうになった。
　つか鼻が当たった。
「あ、ごめん!」
　咄嗟にそう言って見直したその空間には誰も居なくて。

　よく考えたらそもそもコピー機に向かう前からオイラ１人で事務所にいた筈だった。

　でも、普段事務所にいる男の人よりもう少し背が高くて細身で、白衣(着物)に黒い羽織の人物が確かにそこに居たのだ。

　おかしいな、と、思ったけど。
　いろんな人や気配が雑多に出入りするのが当たり前の場所なので取り敢えず仕事に戻って。
　ワタシより霊感の強い同僚女子が「今日の会議室は賑やか~~」と言っていたののついでかな、くらいに思っていた。
「賑やか」というのは実際は5人くらいしか人がいなくても気配だけなら10人くらい、という意味。
　そんな午前が終わって、午後。
　帰りついでに実家に寄る算段をしていたワタシに同僚が。
「OOさん、２日前に亡くなって葬儀は家族葬で終わりましたって!!」
　さっきの電話はそれか~~~。
　って待ってOOさんの身長は丁度さっきワタシが鼻をぶつけそうになった人影くらい・・・。

　
　毎年一緒に山にも登っていた仲間だった。ガンで悪いってのは聞いてたけど。
　来てくれてたのかなぁ。