別れは出会いの始まり
年に何度か会う友達と今日会ってきた。彼女は相変わらずきれいで2人の大きな子供がいるようには見えない。おしゃれだし、私の憧れの人でもある。ちょうど去年の今頃、彼女は原因不明の大病を患って入院していた。今はだいぶ元気になったが、まだ少し疲れやすいのだそうだ。彼女の周りでは癌で亡くなる人が多いらしく、話題はちょっと重い方向になりがちだったが私もちょうど1年前父を亡くしており、彼女が何かの本で見たという言葉が印象的だった。題名だ。親子も夫婦も恋人も友達も、いつかは別れるときがくる。それが「死」という永遠の形になることもある。彼女も死ぬかと思うほどの病気をして子供達に「もしお母さんが死んだらこうしてね」と話したのだそうだ。それはなにげない会話だったらしいけど。私も父や母、前の職場の人たちetc…と何度も別れてきた。でも新しい出会いや関係が始まっている。そう思うと「今」を大事にしないとなあ、としみじみ感じたりした。そんな時間を過ごしたせいだろうか。彼女と別れてからぶらぶらウインドーショッピングをしていたが、衝動買いはせずにかえってこれた。ただ、ひとりぽつんと部屋にはいると急に寂しさがこみ上げてきた。よしよし、何とか頑張ってるよ…と自分をほめてあげたい。