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昨日のことだった。
彼が『最近変だよ?どうしたの?何かあった?』。 無言で黙りきるけど涙が溢れる。 『泣いてばかりいるから、おかしいって思うんだよ』 優しく話しかけてくれるけど心を開けない。 彼が私の体を抱きしめてくる。 『どうしたの?』 何度も何度も聞いてくる。 『……………うそついた……』 聞こえるか聞こえないくらいの声でつぶやく。 『うそついた?…俺が?』 頷く力もない。 『そっか………。俺がどんな嘘をついたのか、教えてくれる?』 その先はすぐに言えなかった。 『言いたくないの…?言えないの?』 言いたくなかった。 口を開くのが怖い。 見たことを告げて、気持ちも告げて、 彼の謝る姿を見たくなかったから… 怖くて仕方なかった。 それでも、また彼が離れていきそうな予感がして、震えながら口を開いた。 ……もう、どんな言葉で、 何からどうして話したかなんて覚えていないけど、 彼が逆上気味に反論をしてきたのと、 私を疑っていたことを言われて壊れてしまった。 悲鳴のように泣き叫びながら 『うそ、他の女の子がいいんでしょう、あれだってなんだったの』 覚えていないけど、自分でも抑えられなかった。 激しいヒステリーを起こしてしまったのは覚えている。 彼が驚いてとっさに抱きしめてくる。 『わかった、大丈夫だから…』 ガタガタに震え上がって、呼吸もおかしい。 苦しくて悲しくて怖くてどうしようもなかった。 彼に胸に身を寄せてただ必死に呼吸し続けてた。 『大丈夫、ゆっくり呼吸して…』 包むように抱きしめて、何度も優しく囁いてくれた。 ようやく落ち着いてきた頃、横になって再び彼が話しかけてくる。 『ごめんね…… でもね、のりこのこと、要らないなんて、思うわけないよ。 いらない存在なんて、思わないよ。 そんなこと思わないで……。 浮気なんて、してないし、するわけないんだよ…』 と。 涙を流しているのかわからないけど、彼が泣いてるように見えた。 だからなのか、信じて、安心してまた涙が溢れた。 嘘をついたことは、深く関わろうとしていなかったけど、 それでも、ツラい気持ちはなくなりました。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/03/29 09:01:30 PM
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