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カテゴリ:海外生活
日本では焼きイモを食べるとオナラが出ると昔からよく言われてる。 昔は「やきいも~」と叫びながら焼き芋屋さんの車が 時々町内をゆっくり走っていたものだ。 (今でもあります?) 子供の頃好きでよく読んでいたマンガ「ドラえもん」の中でも、 しずかちゃんが焼き芋好きで、 オナラが出るからといって恥ずかしそうに こっそり焼きイモ屋さんから焼きイモを買うのを みんなに見つかってからかわれるというシーンが 何度か登場したように記憶している。 ではアメリカでは これを食べたらオナラがよく出ると言われている食べ物はあるのだろうか? 実はあるんです! それは日本とは違ってサツマイモではありません。 日本ではこれを食べたらオナラが出るという話は聞いたことがありません。 さて、その食べ物とは、、、、、 豆 です。 アメリカには日本のようなおせち料理はありませんが、 でも日本と同じように元旦に食べる料理があります。 それは"black-eyed pea"です。 同名のバンドがありますが、ここで言っているのは豆のほうです。 さや(pod)と豆がくっついている部分 (人間で言えば胎盤にあたる部分、っていうかへそに当たるのか。) が黒くなっていて、目のように見えることからこの名前がついたと思われます。 ↓こんな豆です。 日本では「黒目豆」とか「パンダ豆」と呼ばれているようです。 アフリカ北部原産で古くから食用にされていた模様。 ギリシャ時代やローマ時代にも主食として食べられていたそうです。 3000年ほど前にインドにも入ってきたと考えられています。 アメリカ大陸にはスペイン人侵略者 およびアフリカからの奴隷によって持ち込まれました。 従ってアメリカ国内でも南部の方でよく食べられているようです。 乾燥に強く、南部の土地でも栽培しやすいということも理由の一つのようです。 アメリカ(南部)では元旦にこのblack-eyed peaを食べると 幸運および金運がもたらされると言われています。 幸運をもたらすと考えられるようになったいきさつには諸説あり、 そのひとつとしては、次のようなものがあります。 南北戦争時代、北軍の兵士達が畑の作物を破壊してしまい、 彼らが去った後にはblack-eyed pea以外何も残っていなかった。 けれども南部の人々は 「何もないよりはblack-eyed peaがあるだけラッキーだ」 と考え、それ以降black-eyed peaは幸運をもたらすと考えられるようになった というものです。 アメリカ以外の国ではblack-eyed peaが 幸運をもたらすといったような話はないことから、 どうもこの説は有力かもしれません。 私は今年のお正月はblack-eyed peaを二回食べました。 ひとつは、知り合いのNew Year Partyに行った先で。 パーティー会場にblack-eyed peaの煮込んだものが 炊飯ジャーのようなものに入っていたのを頂きました。 NYでは元旦にこれを食べる習慣があまりないようで、 私とマイアミ出身の友人くらいしか食べている人はいませんでした。 もう一つは南部出身の私の友人が作ってくれたものです。 どうやら豆料理専用のクッキングジャーがあるようで、 こちらもそれに入っていました。 豆料理は時間がかかるので、そのようなものがあるのでしょう。 ↓今回、豆料理の写真を撮らなかったので、ネットで見つけた写真です。 私が頂いたものはもっと汁気が多く、豆がもっと煮崩れして、 シチューのようになっていました。 このblack-yeyed peas、 特に黒人の間だけで食べられている食べ物というわけではなく、 今では南部では広く一般に食べられているそうです。 アメリカ南部では元旦以外でも日常的に食べるようですが、 特に元旦にはbalck eyed peasは欠かせないとのことです。 さて、話をオナラに戻しましょう。(笑) 豆を食べるとオナラが出るということですが、 今回私はどうだったと思いますか? 私が元旦に豆料理を食べた結果は、、、、、 その通りでした。 いやあ、結構出ましたねぇ。(笑) ちなみにさつまいもを食べるとなぜオナラが出るのかご存知ですか? さつまいものでんぷんは非常に粒子が大きくなかなか消化されません。 そのため完全に消化吸収されないまま大腸まで運ばれ そこで発酵してガスを発生させます。 それがオナラとして体外に排出されるというわけです。 豆を食べると同様にオナラが出るのということは、 豆のでんぷんも粒子が大きいのでしょう。 ちなみにさつまいもを皮ごと食べるとオナラがでないそうです。 皮の内側に含まれるヤラーピンという成分が でんぷんの消化を助けるからだそうです。 豆といえばメキシコ料理ですね。 メキシコ人は豆をたくさん食べます。 メキシコ人とお付き合いしているあなた、 あなたの愛しの人はよくオナラをしていませんか? TexMexという言葉もあるように テキサスの料理はメキシコ料理の影響を色濃く受けているので 豆を使った料理がたくさんありますね。 テキサスのお住まいのあなた、 もしかしてあなたの周りの人々はよくオナラをしていませんか? (おまけ1) 今年のNew Year Partyでは会場のみんなにパーティー・グッズが配られた。 ↓新年カウントダウンパーティーキット 青いプラスチックの帽子 とんがり三角帽子 クラッカー 吹いたらカメレオンの舌のようにビロ~ンと伸びる笛みたいなやつ。 (これ、名前は何て言うのでしょうね?) 新年早々お酒を飲みすぎて、途中で体が震えだし、 周囲を心配させたのは私です。 日本にいた時、学生時代には何度かこういうことはありましたが、 アメリカに来てからは初めてです。 アメリカ人が言うには これはアルコールに対するアレルギー反応なのではないかと。 ええぇっ?アレルギーって大げさな。 と思ったが、言われてみればそうなのかも。 日本人はアルコール(エタノール)を分解する酵素が少ない(無い)人が多く お酒に弱い人が多くいるため、こういうのは単にお酒の弱い人としか見られない。 しかし、寒くて体が震えるようにガタガタ震えてくるんですよ。 でも別に寒いとも感じないし、気分が悪いとかそういうこともないんです。 だから本人としては全然気にしてなくて、 お酒を飲んで急上昇した体温が、 酔いが醒めると同時にその反動で急激に下がり、 筋肉を収縮させて熱を発生させるために体が震えたのではないか と考えていました。 もしくは本当に寒いのに、 アルコールで温度を感じる脳の部分が正常に作動しなくなったため 体だけが寒さに反応しているのかも。 確かにこの震えはジャケットを羽織ると収まったんです。 ってことは痙攣というよりは本当に寒かったということか。 みなさんはお酒を飲んでこんな経験をしたことありませんか? (おまけ2) これが私が当初新年第一弾として考えていたネタです。 オナラが新年初っ端の話題なんてこの日記にふさわしいでしょ? (追記) 日本では煮豆や豆腐、納豆等々、大豆食品はたくさん食べられている。 けれども大豆を食べたらオナラが出るという話は聞いたことがない。 もしかしたら大豆はタンパク質が多いから でんぷんの量はそんなに多くないのかも、、、。 そう思って調べてみたら、大豆のことについて詳しく解説してあるサイトに遭遇。 しかもグリコのサイトだ。(なぜに?) 最近グリコって大豆キャラメルとか出してるのか、、、? そのグリコのサイトによると、 大豆はやはりタンパク質含量が高く、実に33%がタンパク質。 炭水化物(でんぷん)は28.8%。 どうりで大豆あんこがないわけだ。 大豆は中国東北地方原産で 日本には約2000年前の弥生時代に朝鮮半島から伝わったらしい。 大豆にはいろいろな種類があり、おせち料理の黒豆も実は黒い大豆。 他に緑色のものもあるそうです。 また、大きさも大中小あるということです。 納豆に小粒種の大豆がよく使われていますね。 他にも大豆を「畑の肉」と名づけたのはドイツ人であるとか、 大豆に含まれるその他の有用な成分について、 例えばイソフラボンが更年期障害に効くとか 大豆レシチンがコレステロールを低下させる等々 いろいろためになる興味深い情報がいっぱい。 その大豆について詳しく解説してあるグリコのサイトはこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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