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テーマ:楽しいNY生活(436)
カテゴリ:ニューヨークだ!
こないだの日曜日にセントラルパークに話題の”THE GATES”を見に行ってきた。 The Gatesとはある二人の芸術家によるセントラル・パークを舞台にしたアート・イベント。 パーク中にオレンジ色の巨大な『門』を並べ、 上からオレンジ色の布を垂らすというもの。 と、とにかく人が多くてビックリ! 祭りか野外コンサートか何かでもやっているかのような人ごみだった。 月曜日はアメリカはPresident’s Dayで祝日だったので 週末三連休に合わせて観光客が大挙してやって来たのだろう。 しかも日曜の夜から月曜日にかけて雪が降るという予報だったので、 天気がいいうちに見ておこうとみんな思ったのかもしれない。 このイベントもどうやら今週いっぱいで終わりのようだし。 しかし実際に見てみて、、、、、かなりがっかりした、、、、な。 まず、門というか布というか、数が多すぎる。 門と門の間のスペースにも遠くに並ぶ門が見え、 横一面、視界の中を隙間なく門で埋められている感じだ。 ↓ちょっとtoo much。 侘びと寂びで言えば、寂びが無いような感じ。 入れてばかりで抜きがないというか、、、。 写真で見たときにはもう少し黄色っぽくて 山吹色のように見えたのに、 実際に行って見たら絵の具から出してきたような “どオレンジ色”だった。 ペンチとかの工具のグリップ部分のプラスチックの色みたい。 どうも微妙な“繊細さ”に欠ける、、、。 ↓お正月のお寺や神社の参道のようでもあるな。 布のテクスチャーもシルクのようなsmoothなものを想像していたら 近くでよく見ると、なんだか細かい凹凸のパターンがあり、 何て言ったらいいのだろう? 緊急災害時に備えて懐中電灯やらラジオやらを入れておく袋の素材のような印象を受けた。 冬の寒空に野ざらしにされるので、タフな素材を選ばざるを得なかったのかもしれないが、やはりどうも“繊細さに欠ける”。 布自体もあまり軽い素材ではないらしく、どっしりと垂れ下がっている感じだ。 風にはらりはらりと優雅に舞う姿を想像していたので、ちょっと期待外れ。 私が行った時は空も雲が多くなり、木々も葉が落ちた枯れ木のような姿で アスファルトの色と合わさって全体的にグレイな感じだったので どうもグレイとオレンジが合わなかった。 若者向けのポップなデザインにはグレイとオレンジの組み合わせはよくあるけれど、セントラルパークのアート・インスタレーション向けではなかったようだ。 これを晴れた青空の下で見たらまた違った印象だったかもしれない。 空の青と門のオレンジがとても素敵なコントラストを醸し出していたかもしれない。 新緑の季節だったらもっと良かったかもな、とも思った。 緑とオレンジのコントラストもいい感じだろう。 木々の緑が遠くの門を隠してくれてちょうどいい具合になるんじゃないだろうか? 夏の盛りだと葉が多くて逆に隠されすぎてしまうかもしれないし。 偶然聞こえてきた周囲の人々の会話からしても みんなあまり良いとは思っていないようだった。 「何か別に感動しないなあ。」 「シャワーカーテンみたいだね。」 そんな声が聞こえてきた。 私はシャワーカーテンというよりはふんどしを締めた巨人の股の下を次々とくぐっているようだなと思った。 赤ふんならぬオレンジふん。 ↓パークの端っこの方の人通りの少ない小道で人通りが途絶えた隙に撮影。 ♪大ちゃんドバッとまるはだか~♪ (ふんどしと言ったらこれでしょう!違う?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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