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アメリカは肥満大国。 日本では考えられないほど太った人がごろごろいる。 肥満は個人の健康の問題だけでなく、 今や社会問題と化している。 肥満による生産性の低下や 肥満が原因で引き起こされる病気に対する 健康保険の支出増加が問題視されているのだ。 実は先日、私の友人が肥満対策の手術を受けた。 Gastric Bypass Operationと呼ばれるこの手術は 胃の一部を切り取って胃を小さくして 胃の中にあまり食べ物が入らないようにする手術だ。 この手術はアル・ローカー(Al Roker)*も以前受けたらしく、今ではすっかり普通の体型のおじさんだが、以前はものすごく太っていたらしい。 (*モーニング・ショウのお天気おじさんをしたりフードチャンネルで自分の番組を持つなど、いろいろとテレビで活躍している(らしい)黒人のおじさん。) 手術を受けるくらいだから 私の友人は太っている。 それもかなりだ。 ウェストなんてもともと標準体型だったらこれくらいだろうなと思われるサイズの三倍ほどもある。 階段を上るのにも一段一段、途中で休み休み上らなくてはならない。 彼女は確かに非常に太っている。 でも、アメリカ国内では比較的肥満人口の少ないニューヨークでも 彼女と同じくらい太った人をたまに見かける。 (NYはファッションの街なので、やはり外見に気を使う人が多く ジムなどに行く人が多いため、太っている人は少ない。) 朝のラッシュ時に仕事に遅刻しそうであせっている時に、 地下鉄の階段をこうした太った人がブロックしていてなかなか前に進めなくて めちゃくちゃイライラするという経験を私は何度かしている。 さて、この手術は手術前の二週間、 水分と流動食しか食べてはいけない。 それで固形物を食べられる最後の日に私たちは最後の晩餐とも言うべき “Farewell to Food”パーティーを開いて思い残すことなく食べた後、 それから二週間の流動食のみの期間を経て、 彼女は先日手術を受けた。 それほど難しい手術ではないとは言っても 体にメスを入れるのだから、危険は伴う。 ちょっと心配していたのだが、術後の経過は良好で、 その後彼女はすぐに退院した。 最近はこうした手術はメスで切り開いて行うのではなく、腹部に小さな穴を開けてそこから体内に入れた小さな手術道具を光ファイバーのカメラで見ながら遠隔操作して行うらしい。なので体へのダメージも少なくて済み、回復も早かった。 実はこの手術に踏み切る前に彼女は別の方法を試みていた。 胃にゴムの浮き輪のようなものをはめて膨らませ、胃を圧迫して胃の中に食べ物があまり入らないようにする方法だ。これなら胃を切り取るわけではないので万一都合が悪くなっても戻したければ元に戻すことが出来る。 しかし、これは彼女には効き目が全然無かった。 なぜなら、この浮き輪がちょっとでも膨らんでいると気持ちが悪いらしく、彼女はいつも膨らんでいない状態にしてもらっていたからだ。 それでは、胃が小さくならないから意味が無い。 痩せるための手術と言うと、真っ先に脂肪吸引などの美容整形を思い浮かべる人が多いと思う。 彼女になぜ脂肪吸引じゃなくてこちらの方法を選んだのかは聞いてはいない。(一応、乙女心いろいろ?だし。ま、彼女はもう乙女というような年齢ではないけれど、、、。) 手っ取り早く脂肪吸引などで痩せるよりも胃を小さくして徐々に痩せていく方が「自然」で「健康的」なのだろうか。胃を小さくして食べる量を減らすようにしなければ、たとえ脂肪吸引をしてもまたすぐついてしまうので、『くさい臭いは元から断たなきゃダメ』ということか。 (おまけ) 「哀愁でいと」を聞いていたら何かこれ以上考えられなくなった。続きはまた後日。ところでこの「でいと」って何だろう?いわゆる「デートする」の「デート」のことかなとずっと思ってきたけれど、、、。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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