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カテゴリ:山スキー
ブログ登録して初めて記載してみます。 様子をみながら進めてみたいと思います。 新潟県の神楽ヶ峰(苗場山の隣、苗場スキー場とは位置がだいぶ違いますよ)へ山 スキーに行ってきました。 天候も良く、素晴らしい一日になると思っていましたが、かぐらスキー場のゲレン デにあと500mで出る所で仲間のO君がブッシュに足を取られ転倒、膝を痛めてし まいました。(全治2ヶ月)残念。 何とか車まで滑れましたが、本人も短いであろう春スキーシーズンを棒に振り、非 常にショックだったようです。 実はO君、スキースクールの講師を務めるほどのスキーのエキスパート。 登山をやっているという理由で、O君に山スキーに誘われました。 過去にO君を無理やり沢登りに誘い、何度か遭難しかけた経験があり、負い目も あって嫌とは言えませんでしたし、冒険好きというか、危険好きというか、年甲斐も なく血が騒いでしまって、今年から本格的に山スキーを始めることになりました。 2人ともクラブを通じて山スキーの経験は有り、基本的な歩行技術や緊急時の対応 などの基本的な教育を受けています。 独身貴族のO君は山スキーを本格的に始めるにあたり、アトミック・シュガーダ ディー+ミディアール(12万円)を購入。靴はアルペン用の高級靴を流用。 私は、15年間のブランクの上、クラブの古の、LEKI(ノーカービング)+ジ ルブレッタ300にプラスチックの登山靴でスタート、3歳からスキーを始めた私も エッジが立てられず苦労したが、とうとう先々週に片品の急斜面でスキーなのに逆 エッジで大転倒左手首と右肩負傷、ニヤニヤしているO君をスキー場に残し一人失意 の中、帰路につきました。 こんなにスキーが下手はずは無かろうと、いろいろ分析、「スキーは道具!」とい う結果に辿り着きました。 お金のない私は、オークションで、ミズノ5A(新品:アルペン板もちろんカービ ング)を1万2千9百円で購入しジルブレッタ300を移植、クラブの倉庫からダイ ナスターの山スキー靴(プラ2バックル)を発掘しての復活戦でした。 ところがO君と合流すると、O君の愛車プジョーのルーフにはLEKI(ノーカー ビング)+ジルブレッタ400が積んであります。 私「シュガーダディーは?」O君「ここんとこ飲み会続きでシールが買えなくて、ク ラブの持ってきました」 私「大丈夫?スキーは道具だよ」O君「大丈夫ですよ」と自信ありげなようす。 しかも靴はダイナスターのリヤエントリーの山スキー専用靴。(リヤエントリー、久 ぶりに見た) 結果的に始めのような事故となった訳です。 O君がスキーを始めたのは約15年前おそらく当時からノーカービングの板は存在し てなかったのではないかと思います。 私はいつもとはまったく違う滑りにルンルンでしたが、いつもはゲレンデでは ウェーデルンのO君がヘロヘロな滑りでした。 私がスキーを始めた40年以上前にはノーカービング、皮の紐靴は当たり前でした が、カービングの板にプラ・バックルブーツになれた身体は簡単には対応できないの です。 カービングの板はパウダーに埋もれていても上下動と体重移動で曲がって行けます が、ノーカービングでは埋もれた板をずらして又はジャンプターン(上越の雪は重 い)で曲がらなければならない。柔らかいブーツではなおさら大変。 やはり「スキーは道具!」を実感した一日でした。 いよいよ、神楽ケ峰 山スキー情報です。 かぐら第5ロマンスリフト3/3(土)より営業開始!(小雪のため予定より2週間早 い) 大自然の滑走が容易に体験いただけます。 山スキーに行かれる方は、必ず登山届け提出してください。 コース外、滑走禁止。(コース外で遭難および、救助を要請された場合は、有料とな ります。)と意味不明のスキー場のアナウンスです。 止まっている、かぐら第5ロマンスリフトの終点まで1時間(私たちの鈍足で)、 神楽ヶ峰まで1時間という感じでしょうか、時間を確認する余裕無しでした。 朝一出発で半日という工程です。 神楽ヶ峰までのコースですが比較的広い尾根の樹林帯の中を行きますので、天候が よければ神楽ヶ峰を目指せば間違いはないのですが(保障なし)、ガスや吹雪などで はコースを見失う可能性が高く、一尾根間違えて津南側の斜面に滑ったなら命の保障 はありません。天候には十分注意しましょう。 雪は暖冬のせいで例年よりはかなり雪は少なく、バージンスノーも湿雪でかなり重 いです。とてもパウダーとはとても書けない。 でも上手い人は山スキーでもテレマークでも巧みな過重変化の綺麗なシュプールで ショートターンを決めています。 部分的にはクラストしているところもありますが、おおむね板を脱ぐと膝まで埋ま ります。 尾根の雪屁も少なく雪崩の心配は少ないと思いますが、急斜面での自分の下手な シュプールを確認すると、唐突な加重変化のせいもありますが小さく崩れていまし た。ご注意を! ツアー組やボード組は神楽ヶ峰から霧の塔側に尾根伝いに行き高石尾根、雁ヶ峰を 経由して比較的なだらかなコースをとることが多いようです。下りの距離も比較的に 長く確保され楽しめるコース設定だと思います。 そのまま津南側に降りるコースもあるようですが、大先輩のTさんの話では上り下 りが多くスキーではあまり滑れないとのことです。 私たちは上りでバテバテのため安易に、一度北斜面を下り、一度ピーク上り、トラ バースして中尾根を選択、沢に向かって下るコースを取りましたが、35度ぐらいか な?急斜面(斜面を見て戻るパーティーも多いようです。)を含みますが下りは10 分程度で終了です。下りが短いので人気はあまりないようです、急斜面を下り一服し た緩斜面で事故発生でした。コース外の救助は有料なので山岳保険は加入しておいた ほうが良いでしょう。 もう一コースは東側の尾根伝いにカッサ川ダム側に滑り、田代スキー場側に降りる コース、やはり多少なだらかで下りの距離が確保できるようです。 装備ですが、当然のことですが、踵の上がるビンディング付きの板、シール、又は スノーシューが無ければ、柵を越えるのは厳禁ですが。幅広の板に狭いシールを張っ ている場合や短い板を使っている場合は、上りの急斜面のターン時、横滑りするので スキーアイゼンがあった方がいいかと思います。 もっともツアーのお客さんや個人での山スキーの人を見ても、私たちのような細板 は勿論、テレマーク以外でリーシュ(紐の流れ止)を使っている人なんかいません し、皆さんスコップ、プローブ、ビーコンいわゆる三種の神器を携帯しているし、道 具やウエアは皆新品という人が多いので心配には及ばないと思いますが。 良いアンダーウエアと非常食、水に地図とコンパスぐらいは最低持って下さいね。 やはりお金を掛けたほうが、楽しく楽に安全にスキーができます。古い道具より今 の道具です。カットしていないシールがピッタリ貼れる板ではなかなか大変だと思い ますよ。 あとゲレンデ脇の新雪(圧雪の上に雪が積もった)で適当に滑れる程度の人は深雪 を滑れると思わないほうがいいと思います。スキーへの抵抗や回転性、前後のバラン スなどかなり違います。ゲレンデを離れ山に入ってしまうと簡単には戻れません。 好天を狙っての山スキー、今回も苗場山の雪に包まれた岸壁や、雪の表面の風紋、 木々についた樹氷など、青空の下”キラキラ”輝いていました。 今回、0君の怪我というトラブルはありましたが、けっして雪山行きを止めること は無いでしょう。 次回は、写真を掲載できるように頑張ってみます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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