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カテゴリ:自然
これだけ削られると枯れてしまいますね。
もともと赤城や黒保根周辺の山には、現在ほど多くのニホンシカは生息していなかったように思います。これは日光方面で増えすぎた鹿が周辺に広がっているためでしょう。 国定公園化でそれまで職猟の対象になっていたものが保護され、また天敵となる肉食獣の減少など理由は考えられると思いますが、戦後の針葉樹の植林事業の増大により広葉樹林が減り、鹿の生息域が偏ったことも原因の一つです。 以前に紹介しましたが、植樹した幼木が鹿に食べられないように保護していますが、日光の戦場ヶ原や保護湿原などは防護ネットによる大規模な食害対策が行われています。 またどんな動物でも同じだと思いますが、食性が一定の方向に向くと同じ物ばかり食べるようになるので食害も一定の樹種に限って行われるため、その樹木にだけ「ダメージ」が与えられます。 その植物に頼って繁殖する昆虫などがいると、その昆虫にまで大きなダメージが与えられます。 夜間に栃木の栗山村から戦場ヶ原に抜ける林道を抜けたことがありましたが、通行する車輌の目前や車輌の上を飛び抜けてゆく鹿の多さに驚きました、鹿の増えすぎは明らかです。 現在では、尾瀬ヶ原では今まであまり見かけなかった、鹿の姿を見ることがあります。 尾瀬や奥鬼怒の高層湿原は微妙なバランスで成り立っているので今後の動向が心配です。 尾瀬周辺や奥利根の山にはいると、東北のマタギのように数日間、山を渡り歩いて職猟を行っていた人達の切付(深い山中で未知や方向を見失わないように、ブナなどの木に鉈でキズをつけたもの大正や昭和初期の物が多い、冬季、雪のある時期に猟を行っているので高い所にあります)を見ることができます。 人間も生態系の一部として機能していたのかもしれません。 動物を駆除することが良いことだとは思いませんが、野生動物の生息数の適正化を行うことも、今まで自然を壊し続け、生態系のバランスを崩した人間の責務だと思います。 私には、皆さんに紹介するしかすべはありませんが・・・ キャッシング比較AllGuide 即日融資・即日キャッシング 消費者金融 ローン審査・比較 情報 無利息ローン カードローン比較・申込 キャッシング・カードローン比較・申込 クレジットカード比較・申込 おもしろフラッシュ/画像/ムービー/動画 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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